2018年初の映画館。やっと映画館に行けた。
"キングスマン:ゴールデンサークル"をまだ観てなかったから観ようと思ってたら時間が合わずにこちらを鑑賞。
仕方なく選んだにも関わらず、予想以上に面白くて感動できる激アツなSFサスペンス作品だった。
少女のナレーションで始まる本編は、人類の環境破壊についに地球が耐えられなくなり、異常気象が発生、それに対抗するために人類が気象操作衛星を作ったところから展開していく。
気象操作衛星のAIが人類に牙を剥くようなSF全開のストーリーを勝手に想像していたら、思ったよりもサスペンス色が強かった。
気象操作衛星を操り世界を危機に陥れているのは誰なのか、世界を巻き込んだ陰謀を阻止するため、主人公とその弟、そして弟の恋人が奔走する。
弟の恋人はシークレットサービスなんだけど、やってることが"24"のジャックバウアー並みにハチャメチャで笑った。
クライマックスの一連の流れはとにかく胸がアツくなる。自己犠牲精神っていうのはいついかなるときも感動を与えてくれる。
不覚にも感動して泣きそうになってしまった。
あからさまな中国贔屓はちょっと嫌だったかな。
ちょっと前だったら「米中が中心となって」なんてセリフを聞く機会なんてなかったのに、中国が重要な国家として映画に出てくるのはとても違和感があるし、個人的にあまりいい気分にはなれなかった。
J・バトラーの見た目は野生的なのに、役は科学者というギャップが良かった。
そしてE・ハリスが相変わらずカッコいい。カッコ悪い禿げ方なのにここまでカッコいいのはズルい。
長らくR・エメリッヒ監督の脚本を担当していたD・デヴリン、さすがに"デイアフタートゥモロー"のようなエンターテイメント作品の影響を受けているのだろうなぁと思いました。