アンデルセンの童話を原作とした人魚姫の恋を描いディズニーアニメ「リトルマーメイド」の実写CG版。
ハリー・ベイリーが主演、ジョナ・ハウアー=キング、ハビエル・バルデム、メリッサ・マッカーシーらが共演。
好奇心旺盛の人魚姫アリエル(ハリー・ベイリー)は、父親であるトリトン(ハビエル・バルデム)の目を盗んでは魚のフランダーやカニのセバスチャン、カツオドリのスカットルらと冒険をしたりして楽しい日々を過ごしていた。ある日、アリエルは父とのルールを破り、嵐で沈みゆく船から人間の王子エリック(ジョナ・ハウアー=キング)を助けたことがきっかけで彼を一目惚れしてしまう。アリエルは、王子と一緒になりたい一心で魔女アースラ(メリッサ・マッカーシー)と契約して自分の声と引き換えに人間の姿にしてもらう。この契約には、愛するエリック王子と真実のキスを三日後の日没までにしないとアリエルは魔女のものとなるという条件もあった。果たしてアリエルは期限内に王子とキスを交わすことができるのか?
人魚姫アリエルが7人姉妹の末っ子ということもあり我儘で、前半はイライラさせられる。
また映像は美しい一方で暗いシーンが多くてダーク感が漂い、ディズニープリンセス作品としては珍しくキラキラ感が少ない。
結末は、原作のアンデルセン童話やディズニーアニメ版とも異なり、まさかのモンスターバトルが繰り広げられてビックリです。原作があるので限られた範囲での工夫が楽しめた。
アニメ版の主題歌「アンダー・ザ・シー」が本作でも流れてリズミカルで心地良い♬
ラストは若いカップルが悪しき従来の常識を破って新世代を作るというオチで上手くまとめています。
字幕:中沢志乃