あもすけ

オール・アイズ・オン・ミーのあもすけのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ここぞで実際の映像が使われてその度にめちゃくちゃ刺激を食らった。
法廷で判決のときに残した言葉がすごくグッときた。人間を見ること。誰のことでもひとりの人間として対することこそ大切だと刻む。それでも見ようともしない判事。こういう感覚が最後に流れる実際のインタビュー映像での言葉にも繋がってくるように思えて熱くなる。
銃撃を受けて意識を失うまでの場面、映像では俯瞰で見ていながら、音声は主観として、ゆっくり上がっていく視点と共に仲間たちの励ます声もぼんやりと遠ざかっていき、自分の死として擬似体験してるみたいな感覚になる。というのは、ほんとに思考が鈍ってくるみたいな感覚があって、すぐそこに迫った死を恐れる感覚も麻痺してきて、なんかもう仕方ないか、と死を受け入れる最期のとこまで体感してしまったみたいだった。
あもすけ

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