極音上映で鑑賞出来た....！！！アバンの後、縦横無尽に宝町を駆け抜け跳躍するシロとクロとカメラワークと劇伴(
plaidさんのthis city)で冒頭から没入感が凄まじかった！！！重低音がとても気持ち良かったです!
世界観の統一感のある作り込みと、キャラクターの言動のしっくりくる感じが、空想的なビジュアルや現実離れした身体能力に納得感があったし、精神世界(？)が可視化され差し込まれるシーンも現実離れした印象を持たずに観ていた！この空想的なビジュアルや躍動のワクワク感と物語に漂う現実味やリアルさのバランスが非常に大好きです！
また、作中ではさまざまなな対立二項が描かれていますが、その対比が、映し出されるシチュエーションの画やセリフ、登場人物の役割に余すことなく反映されている印象を受けワンシーンワンシーンに釘付けになります....！この二項のバランスが精密で張り詰めた感じで、外部のゆらぎによって高速で崩壊してしまう様子を観ていると、極端な二概念の橋渡しをすることが子どものときの方がより難しさを感じた気がして、共感するところがあった。
(↑関係ないですが、対立二項は二律背反と異なり，もともと一つの概念を二極化させた下階層を作るというようなことを指しているのでこの作品にぴったりな言葉だなぁ〜と思いました🙆♀️)
そしてキャスティングもとても素敵で、冒頭のクレジットで出てくるにも関わらずキャラクターAの声を演じている俳優のBさんということを本編で一才意識されなかった。クロはクロだしシロはシロがそこにいる感じでした！！
シロのセリフを聴くと全部幼い頃に思っていた安心できなくなっちゃった要素とその感覚を、再体験しているかのように身近な距離感で思い出されてすこし苦しくてでもそれが全然嫌じゃないという気持ちになった。
