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バリー・リンドンのmfgのネタバレレビュー・内容・結末

バリー・リンドン(1975年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

映画

キューブリック大好き♡

悪魔は“絶望”“失望”を巧みに狙ってくるので要注意!(「悪魔の店じまい」より…)




“第一部”(…“いかなる手段によってレドモンド・バリーはバリー・リンドンとしての生活と称号をかち得たか”):

父母について…
・父:馬を仕入れる際の争いの決闘にて死
・母:父の死後、中傷を無視し 大勢からの再婚の求婚を拒否し、息子の成長と夫への追憶に生きると宣言(武家の妻的誇り高い姿勢が素敵…だったけど…)

初恋…
・あまりにも純朴な青年に対する あまりにも甘美な誘惑…
・小悪魔的罰ゲーム
・初恋相手=“災厄を招いた女”/従姉/ドS…?

バリー→初恋相手⇔大尉(イングランドの将校)
・時代背景 人間の欲望(金とか地位とか名誉とか…) 親族の見解 etc…からあっさりと切り捨てられる哀しさ 辛さ 屈辱 etc…

新夫妻(初恋相手&大尉)誕生の祝宴にて…:
・得意気な 相手を見下したような表情の大尉も、冷徹な表情の初恋相手も(自分に想いを寄せていた純朴な青年を裏切ったにも関わらず…)なんか嫌な感じ…そりゃグラスも投げたくなるわ…
・大尉の唯我独尊的思考から発せられる言動がいちいちムカつく…

決闘の決意
・純粋な愛に基づく熱心な志は他の人の心を動かす!

決闘!
・決闘前の示談交渉(あくまでも上から目線を貫きつつ 決闘にビビりを隠しきれない感じで懐柔しようとしてくる大尉がダサすぎ…)→決裂(相手側からの甘言にも 決闘による死の恐怖にも負けず、自身の愛を貫こうとする意志の強さは立派…)
・あっさりと一回目で大尉は倒れ…(所詮自身の小さなプライドを守ろうとしただけの男の儚い敗北?)
・…しかし後味の悪い勝利にて…(“お前は年収1,500の婿を我々から奪った”との初恋相手親族側からの辛辣な言葉…からの“警察が来る 逃げろ”との人情…)

警察から追われる身に…
・運命の変転(若き恋ゆえ 大尉への挑戦のゆえに…)
・若い身で故郷を捨て 生涯の放浪者に…
・当分は身を隠すためにダブリン(馬で5日で行ける/顔を知る者もなし)でほとぼりをさますことに
・旅の経験は無し
・既に警察の逮捕命令は出ており…(※“つかまったらどんなひどい目にあうか”)

放浪の旅へ…
・初めて大金(20ギニー)を持って自由な旅へ出ることに心躍っちゃったり、ダブリンへのみちをすすむにつれて残された母親への心痛も薄れて明日への楽しみが増してきちゃったりとか…メンタル強っ!
・vs.追い剥ぎ大尉&息子:…20ギニー(=母が苦労して集めた全財産)その他(父の剣や短銃等)を奪われ…馬も奪われ…

チャンス到来…?
・→20マイルの距離を歩き 町へ行くと…
(イングランド軍による“歴戦の士の一部を休養させることになった”ことに伴い その補充を募集中で…(警察に追われる身にとっては願ってもない好条件(採用者には即座に恩賜金1ギニー半を与え 衣服 武器 その他を支給(※兵員不足にて志願者の過去は不問))&欧州大陸の戦争で勲章をあげる機会の訪れにて…)→志願!)

兵員生活のいざこざ…
・脂だらけのスープに抗議すると 絡んでくる輩(=コワ女房が逆鱗)
・→安い挑発に乗っちゃったコワ女房輩とのfight!(ケンカは素手で!/みんなで各陣をつくり…/握手で開戦/咬み けり ひっかきなし/立ち残った者が勝ち/(盛り上がる兵員たち…こういうトラブルも息抜きの一環として認められてるってこと…?)/→口ばっかじゃなくて見事なfightを繰り広げで見事勝利!)

ドイツでの戦闘に備える中…
・決闘に付き添った友人大尉との運命的再会(隊長として到着)
・そして明かされる真実の後日談
(母への罪悪感から兵員となった今も母への手紙を出せずにいるなんて…哀しくも美しい純粋な心がなんとも…涙/初恋相手のその後を尋ねる純朴さもまたなんとも…涙/初恋相手のその後について…(例の大尉と結婚(例の大尉との決闘の際に渡された短銃に入れた弾丸は麻玉だった(敵方から渡された短銃で決闘しちゃダメ!若さ故の純粋さ故の愚かさが悔やまれる…涙))/“あれは君を追い払うために仕組んだのさ(大尉は臆病者でライバルがいると求婚できないため)”…卑怯過ぎる臆病大尉が胸糞悪…/麻玉でも命中した際に1時間も気絶しちゃったというダサさ…))
・“金が必要か?やるぞ 君のおじからせしめた あるだけ一緒に使おう”との友人大尉

初陣(小さな戦闘で相手はフランス軍)にて…:
・当時の時代背景
(歴史のナゾの7年戦争…全欧州を巻き込む戦争/英国はプロシアと同盟関係にあり、敵はフランス スウェーデン ロシア オーストリア)
・“戦史にも残らぬ戦闘だが 殺し合いに変わりはない”
・迎え撃つフランス軍の銃撃に対し、軍歌をBGMにあまりにも淡々としすぎた行軍(バタバタと倒れていく兵員たちに目もくれず ペースを崩さず前進あるのみ)に、戦争が及ぼす精神面への大きな影響が窺えるような…?

・友人大尉との別れ…
(死屍累々の中なんとか救おうとするも…/碌でもない友人大尉(おじからせしめた金はバクチで負けちゃって100ギニーしかなくなっちゃった)の死に際し 心から悲しみ キスしてお別れする美しい心が…)

戦争の厳しい現実を目の当たりにして…
・“暖かい居間で戦争を想像するのは楽しいが 戦う身には全く違う”→勇士の栄光<脱出 を願うに至り…(※服務期間はあと6年)
・“花咲く騎士道の裏は集団強盗の記録で満たされている このような悲しい手段で英雄や帝王は今も流血を続けている”

・“だが運命は次の変転を用意していた 奇妙な偶然が彼をイギリス軍から救い出した”
(この世に偶然はない!/男色将校らの愛の現場に遭遇!(=軍隊を抜け出す機会の訪れ)/絶好のチャンス(男色将校らが愛に勤しむ間に将校服と身分証(→ 森のすぐ向こうの同盟国プロシア軍の前線を疑われずに突破すること&当分脱走の疑いも免れることが可能に!)と馬を拝借)を見事にものにすることができる決断力とか勇気とかが凄い…!)

→見事脱走成功!
→“唯一の中立国オランダに逃げ そこからなんとかアイルランドへ帰ろう”との明るい展望とか、“進むにつれもち前の自信がよみがえった”“二度と紳士の身分を失うまいと誓った”とか…

(一連の流れにおけるメンタルの強さ凄い…笑 明るい未来が拓けていくことを純粋に信じることこそが 自身が描いた通りの(またはそれ以上の…?)良き未来を現実化するコツ…?)

…かと思いきや…
・旅路にて遭遇さプロシア軍大尉によって身分詐称のニセ者であることを見抜かれ…(厚い歓待に調子乗っちゃって 無数の作り話しちゃって…) →逮捕→プロシア軍大尉の軍の兵卒になれば許してやるとのお言葉にあっさり“なります”と言っちゃう情けなさ…

(やっぱり嘘はダメ!調子乗っちゃうのもダメ!)

プロシア軍での悲惨な兵卒生活…

…自身に及んだ苦難困難を逃げ出した者には、同じような(かつ難易度upした)苦難困難が追いかけてくる…?

…しかしその中でまたもやピンチをチャンスに…?(終戦後に与えられた“新しい幸運”)
・嘘を見抜かれた因縁の大尉の命を救い、大尉からの厚い友情を得、警察本庁に勤務することに…(大尉おじの警察長官のコネ/“もっと上流の仲間入りもできるだろう”とか “成功すれば君の地位はゆるぎないものになる”とか (“改めて我々のために働いてほしい”とか)との甘言…?それとも脅迫…?)
・同郷のスパイ(=ターゲット)のスパイに任命され…(任務:ターゲットの召使となって正体を探ること//ターゲット前情報:オーストリア宮廷に籍のある男/本業は賭博の遊び人/美女と美食を好み 洗練されて愛想もいい/フランス語もドイツ語も巧み/アイルランド人)

ターゲット邸へ…
・ターゲットの容姿に思わず吹いちゃう 笑(それが当時の流行なのかもだけど…笑 →各時代の流行や一時の価値観というものは 過ぎ去ってしまえば愚かなものと見做されたり笑い種となったりするもの(⇔普遍的な真に正しい価値観は 同時代においては異端とされ迫害を受けたとしても 後の世に見直されて未来永劫受け継がれ讃えられるもの))
・葛藤と真実の告白→二重スパイ&イカサマ賭博の協力者に…(一度寝返る奴は何度でも寝返るということ/同郷のスパイに嘘をつけない心の純粋さはあるかもしれないけど(それとも自己保身や自身の欲得を狡猾に算段した上での告白だったのかも…?だとしたら最低…)、一度自分自身で決めて忠誠を誓ったものに対してのこの裏切り行為 さらにはイカサマへの協力は義にも道徳心にも欠けるのでは…?) 

そして自由の身へ…?
・ターゲットは追放が決定され、日課のドライブの際に 警察がターゲットを国境まで護送することに…→ターゲットに扮装し、旅券もなしに警官に守られて 国境を越えサクソニーへ…(※ターゲットは前晩に国境越え済)
・→国境越え後に合流
・自由の回復 賭博師の職の獲得 永遠に紳士として生き抜く決心をしたが…(実質 ただの借金取りの用心棒…?)
・“その剣の練達と勇気とがふたりの企業を繁栄させた”“すなわちふたりは 豊かだがかなり危険な暮らしを続けていた 才能と勇気を資本に”(…蛮勇にしか過ぎないし、自分自身の良心を偽ったり 他人を不幸にしたりする企業に真の繁栄はないし、心の平安のない 金銭のみの豊かさは真の豊かさとは言えない(まさに“うつろな華美”であり虚しいだけなのでは…?)と思う…)
・自由には 「自分を律する自由」も含まれる…自分自身で悪の道に堕していく判断を下すこともまた自由であり せっかく与えられた才能を間違った方向に使ってしまうことが哀しい…(→真の幸福 魂の喜びを深く考える必要があるのでは…?)


ベルギーへ…:
・5年の厳しい軍隊生活により 若いころ激しく燃えたロマンスの心は冷え切り、世俗の紳士同様の決心(=金と身分のある女との結婚)…穢れてきた感…
・→理想に適合する女性(=伯爵夫人/一生に決定的な影響を及ぼす女性/巨大な富と比類ない美しさ)を見出し…(伯爵夫人 の周辺諸々(夫:多くの小国に公使として歴任/今は車椅子生活/痛風をはじめ病気の巣/(死後…“ナイトの爵位 国会議員 多年にわたり欧州各国の英国代表を歴任 多くの友人に惜しまれて世を去った”との公式発表だが…?)//専属牧師:子息の教師を兼任//子息:“母親にだけすがる孤独な子供”))
・お近づきになり方がエグい…(恋焦がれる熱視線…danger!(それに気付く専属牧師のなんとも言えない表情 笑)/→熱い接吻/6時間で伯爵夫人の心を奪い…抜け目なくあらゆる機会に親密の度を加え…行動を共にするに至り…)
・全てご存じの伯爵(妻をせしめたこと 寝取られたこと)とバチバチの皮肉合戦(“そんなに早くあの世へ?”とか “その笑いが続きますように”とか…怖すぎる…)→伯爵の死(公式によれば急死らしいが…?(本当にオムレツに一服盛らせちゃった…?))


INTERMISSION


“第二部(バリー・リンドンに対して次々とふりかかる不運と災厄のこと)”


…1年後、伯爵夫人との結婚式にて:
・専属牧師の唱える婚姻の文言が矛盾に満ち満ちててなんとも皮肉…
・そして子息が可哀想…涙(真実を見抜く鋭い感覚を持ち(再婚相手に対して“いやだ”とか“好きじゃない”とか “財産が目あてなんだ 愛じゃない”とか…)、それでも愚かな母への愛情(“それが分からない母上が気の毒だ”)に満ち…)
・“栄達の頂点に達した”とか “自分の力で上流階級によじのぼり”とか…(…ほんと調子乗りすぎ!愚か過ぎ!自分だけの力で成し得るものなど何もないと知れ!喫煙者はマナーを守って喫煙して!夫人に副流煙浴びせかけるな!釣り上げた魚には餌をやらない的な態度も最低!)
・実子の誕生、酒池肉林的最低生活…
(夫人には静かな生活を強制し…それを女には当然と思ったり…赤子だけで充分に幸せで その世話が最良だと信じたり…女は世俗の楽しみなど忘れるべきだとか それは上流家庭の男の務めだとか考えたり…(…横暴さ 傲慢さの極み!ゲスの極み!悪魔に魅入られている…他者への感謝や与える愛を失くした生き方に真の幸福が訪れることなどない!真の男の務めとは 妻子や隣人たちを幸せにすることでしょ!))
・夫人と子息の辛そうで 哀しげで 切ない表情に心が痛む…

・他者の心の平静を奪うことは大きな罪であると思う…(浮気するならせめて見えないとこでやってよ!(子息と専属牧師との散歩中に浮気現場を目撃/夫人の手を握ってあげる子息の母への愛が…/ベビーカーに乗せた実子を傍に小間使いと熱烈キス&抱擁…ほんと最低…)/喜びのない生活+嫉妬→深夜までカードゲームしちゃったり…入浴中の心を失ったような表情が…辛い…)

・突然の謝罪、それを許す夫人…だが…
(許す愛はとても大事だけど、相手の真意を見抜いて正しい善悪判断を下す智慧も大事だと思う…盲愛はダメ!)
・騙されずに真実を見抜き 義父に反抗的態度を取る子息(=宣戦布告)、それを咎める夫人、お尻ぺんぺんの刑(鞭による制裁)を下すクソ義父(…しかも、“それまでの不愉快なこともすべて彼が原因だ”として 自身の罪を全く省みることなく 子息に全ての罪をなすりつけるなんて…最低すぎる…(縁起の理法により、自身の幸不幸は全てそれまでの自身の思いや行いに原因があるということを知るべき))

子息青年期(実子8歳の誕生日慶祝にて…):
・成長と共に義父への敵意を募らす反面 母への献身を高め…(身体はデカくなっても 母の傍らにぴったり寄り添って手を握る姿に、心の傷を感じるような…)
・⇔手品の見世物に無邪気にはしゃぐ実子が可愛い…けど…
・かつての酒池肉林が嘘のような 実子への育メンぷりだが…

→黒い算段…:
・母と…(黒い算段①):かつての武家の妻的誇り高い姿勢は一体どこへ…?なドス黒い母の助言(自己保身的欲に漬け込んだ悪魔の囁き…?)
(…与えられたものに感謝すること 足ることを知ることを忘れ、欲望をどんどん増長させる人間の醜い欲深さがよく見て取れる…)
・“有力なお友達”と…(黒い算段②):貴族の位を得る一番の早道のご教示を得るため、その方面に詳しい友人(高名な弁護士/元閣僚/賭博の席で顔なじみ)へ相談→有力者(国王陛下の有力な側近の1人/陛下に最も親しい友人でもある)の紹介、有力者に近づいて歓心を買うに限るとの助言を得て…
(手っ取り早く成り上がろうとするその心がまず間違ってる!地道に実直に実績を積み重ねてこそ真の位が得られ そこに徳が生まれるのでは…?)
・強欲有力者と…(黒い算段③):強欲有力者の天上天下唯我独尊的な考え方とか “最高(≠最良(そこに善悪は問わず的な…?))”の友人たちを持つとことか “疑いを持たれなくなればいい”との信条(真の善悪とか正義とか…<<<自身の利益損得)が悪魔的で底知れぬ怖さ…

→爵位追及による不幸な結果に…:

・犠牲の大きさ(金銭やダイヤモンドをふるまい…時価の10倍で土地を買い…途方もない値で美術品を売りつけられ…有力者らしき連中を連日のように招いて宴を開き 袖の下ももれなく高位の人々に…)は自分を大きく見せようとする愚かな心による因果応報…?
・国王の次に位するほどの者までいとも軽く袖の下を受け取るという現実…人間の欲望の底知れなさ…
・“道を開く能力のある者は 時にその道で誤る”…その道が神の御心に適った道か否かとか 自分自身の利害損得のみを考えたものではなかったかどうかとか…がその後の幸不幸の分かれ道…?
・自由には責任を伴うもの(→“身分と資産の呪い”)





・子息(自習中も真面目に学習に励み…)⇔実子(自由奔放で…いたずらっ子で…甘え癖がついてて…わがまま放題で…世渡り上手で…)
→子息から実子へのお尻ぺんぺん→義父からの子息へのお尻ぺんぺん
・演奏会にて…:子息の靴を履き 演奏中の入室にも関わらず足音バタバタしちゃう実子/子息の皮肉に満ちた言葉、そして宣戦布告/化けの皮が剥がれちゃって大惨事に…


→人々からは冷たくされ 顔を背けられ…友人も遠ざかり…借金返済要求の請求書がなだれ込んで 負債の大波にまかれ抵当や保証金の渦と苦闘する身となり…


・欠点多かれども父親の愛情に欠けることはなかった(一緒に釣りに行ったり…子息が描いた絵を褒めてあげたり…剣術の稽古をつけたり…)点ではまだ救いの余地がある…?かと思いきや…

やはり自ら犯した罪 自ら蒔いた悪の種は、責任を持って自ら償わねばならない 刈り取らねばならない(因果の理法 原因結果の法則は必ず完結することになっている(※この世だけでなくあの世も含めて))


すべての希望だった実子を亡くし…:
・これまで犯した罪(実子をわがまま放題に甘やかして育てたことも含めて)の因果応報…?
・父と母の手を握り“ふたりとも約束して 二度とケンカをしないで愛し合うって”“そしてまた一緒に天国で…ケンカすると行けないって兄さんが…”(愚かな大人たちの罪に振り回された死のように思えて悲しくて辛すぎる…)
・→…しかし 実子との約束も虚しく…(実子の死の悲しみの深さ故に父は酒浸り(酔いに紛らわすしかないよわさ…毎晩のように泥酔して寝所に運ばれる始末)に…、母は気力を失い ひたすら祈りの生活(時として精神錯乱とも思えるような激しさで)に…)
・ドス黒母の敏腕かつ侵略的な腕の発揮(家政も資産の運営も任され すべてのことを迅速に処理/専属牧師の解任(俸給を得ずとも夫人を放っておけないとの専属牧師の真に愛ある心に浴びせかける辛辣な言葉(“彼女がああなった原因はあなたにあります 1日も早く離れて下さい”とか…)/…まさに独裁者!影の大悪人!)
・混乱の中で服毒自殺を図る夫人(少量のため未遂に終わったが重態の身となり…)


→遅ればせながらついに報復の報復の炎が上がり…(専属牧師らの救いを求める声に立ち上がる子息!)

自身の犯した罪ではないところまでをも責任を感じ、自信に及ぶ犠牲を顧みずに不正を正そうとする志が立派すぎる…!まさに騎士道精神!


→かつての豪華絢爛さ 煌びやかさを失い、退廃的になってしまった屋敷へ…

すっかり腑抜けになってしまった義父に決闘の要求


かつての初恋相手を巡った決闘を彷彿とさせるような



正義感とか闘志は立派だったけど ビビりまくって銃を暴発させちゃうわ吐いちゃうわで情けない子息

→地面に向けて撃ち



まだ満足できない子息の銃撃は見事命中

→左足の切断を余儀なくされる








1人の純粋だった青年の人生の悲喜交々、因果応報…
(新しい運命が拓けていく様というか 堕ちていく様というか…?/願望実現力はすごいけど、その願望は果たして神の心に照らして正しいものであるかを自問自答しなければならないのでは…?(※神の心に叶わぬ願望は結局不幸を招くことになる))
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