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ザ・プレデターのNAOYAのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・プレデター(2018年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

傭兵のクイン・マッケナはメキシコのジャングルに墜落した宇宙船を目撃した。その船に乗っていた地球外生命体のマスクと装置を回収したクインは、それを別れた妻と幼い息子ローリーの自宅に送り、自らもアメリカへ帰還するが…


大好きな「プレデター」の最新作、ようやく観てきました!
賛否両論分かれているみたいですが、個人的には充分楽しめました!


主人公のマッケナは仲間のため、息子のため、プレデターと戦います。
演じたボイド・ホルブルックは「ローガン」での悪役が記憶に新しいですが、今作の主人公も見事に演じてました。

主人公と共に戦うのが元軍人のならず者集団の‘‘ルーニーズ’’!
このルーニーズのメンバーがかなり魅力的でした!
口は悪いし、いかれてそうですが憎めない彼らです。
メンバーの1人のバクスリーにはトーマス・ジェーン。久しぶりに見ましたが渋くなりましたね。キャラ的には全然渋くないですが(笑)
また、メンバーの1人のリンチには「ジョン・ウィック」でバカ息子を演じてた人と知ってビックリ。

そんな彼らと共に戦うことになる科学者のケイシー。
本当に科学者ですか?と言いたくなるぐらい勇敢に戦ってました。


そして、プレデター。
今作には1号と呼ばれる従来タイプのプレデターと異種交配を経てパワーアップしたアルティメットプレデターの2体が出てきます。

従来タイプのプレデターもヘルメットや鎧の見た目が近代的になってました。

アルティメットプレデターは個人的にあまり好きにはなれなかった…。
やはりプレデターと言ったら、マスクを付けたクールな風貌、様々な武器を使って戦う姿が好きなんです。
このアルティメットプレデターは武器も使ってましたがモンスター化し過ぎてました…。

武器はリスト・ブレードやショルダー・プラズマキャノンが中心。
そんな中、AVPのレイザーディスクを使っていたのは嬉しかった。
ショルダー・プラズマキャノンが右肩に付いているのは新鮮でした。
ただ、新しい武器がワイヤーだけだったのはちょっと残念…。


アクションシーンも豊富で良かった!
プレデターの殺戮シーンも多いし、主人公たちの銃撃シーンも多い。

今作はアルティメットプレデターが強すぎて主人公1人では太刀打ちできないため、チームで挑む展開となってます。
1、2作目のような1対1の対決が好みではありますが、今作はルーニーズが魅力的なメンバーだったので、これはこれで楽しめました!
さらに仲間や主人公のために命をかけて戦う彼らが熱い!王道ですが大好きです!


そして、ストーリー。
今作が賛否両論分かれてしまうのは、この点だと思います。
今までの「プレデター」シリーズは、プレデターが狩りで人間たちと戦うシンプルなストーリーでした。
しかし、今作はプレデター間の対立から物語が始まり、成り行きで主人公たちが巻き込まれて戦うことに。
さらにプレデターが人間を襲う新たな理由も明かされます。

狩りはどこにいった…と感じましたが、現代向きの新たなプレデター物語としてはアリかなとも思いました。
今では観客側はプレデターについてよ〜く分かっているため、ストーリーにひと工夫は必要だったと思います。

ただ、1、2作目のようなストーリーを期待していると、コレじゃない感は必ず感じてしまいます…。
むしろ、今までのシリーズに思い入れがない人の方が楽しめるかも。


しかし、今までのシリーズに思い入れのある人が楽しめる要素もあります!
それは数々のオマージュ。
個人的にはこれが素晴らしかったです!
(ここからネタバレ)


まず、1、2作目の続編となっていること。
1作目のみならず、2作目の続きとして描かれていたのは嬉しいです。

2作目に出てきたピーター・キースの息子のショーン・キースが出てきたこと。
これはテンション上がりました!
ピーター・キースを演じたゲイリー・ビューシイに雰囲気の似てる俳優だと思っていたら、なんとゲイリー・ビューシイの息子だったと知って、さらにビックリしました!

プレデター犬は「プレデターズ」のオマージュですよね。

そして、AVPのオマージュもありビックリ!
先程も書いたようにAVPで出たレイザーディスクが使われたこと。

さらに、研究所のプレデターのマスクとか飾ってある所にAVPでプレデターがエイリアンの尻尾で作った手作りの槍が飾ってあったこと!
これもビックリでした!


最後にラストシーンですが、個人的には、うーん…って感じてしまいました…。

‘‘プレデターキラー’’と言う名前を聞いた時はかなりワクワクしましたよ。
そして、あのヌメヌメとした液体が出てきた時は、まさか「エイリアン」出てきちゃう⁉︎とワクワクが止まらなくなったのですが…。

まさかまさかの、ハイテクスーツ…。
確かにカッコ良かったとは思いますよ。
しかし、予想していた物と違いすぎて、ワクワクも一瞬で消えて、お、おぉ…となってしまいました。
まぁ「エイリアン」を予想した自分が悪いですが。

ですが、ハイテクスーツを着た人間とアルティメットプレデターが戦うことになっては、もう「プレデター」の名を借りた別物の映画になってしまうと思うんですよね。

自分が好きな「プレデター」シリーズは、人間が一生懸命頑張ってとハイテク技術を持つプレデターと戦う所が良いんです。
今作はまだその要素がしっかりあったので楽しめました。
しかし、人間側があそこまでのハイテク技術を身に付けてしまうのは受け入れがたいです…。

まぁ、続編ができたら観に行きますけどね。


なんだかレビューを書いてたら不満点もそれなりに書いてしまいましたが、観た感想としては、面白かった!と感じた不思議な作品(笑)
プレデターが出てくるだけで嬉しくなるんですよね〜。
正直、2回目行こうかとも考えてますし。

やはり自分はプレデターが大好きです!!
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