rage30

海は燃えている イタリア最南端の小さな島のrage30のレビュー・感想・評価

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田舎の離島ののんびりとした日常と、決死の覚悟で海を渡る難民のコントラストが鮮烈。
島に暮らす少年には様々なメタファーを巡らす事が出来るし、何百人もの人間が1つのボートにすし詰めになってやって来る、難民の実態はとにかく衝撃的でした。

欲を言えば、「どうして難民になったのか?」とか「救助隊に保護された後はどうなるのか?」というところまで知りたかったのですが、監督が見せたい部分はそこじゃなかったんでしょうね。

政治的、人道的な主張はさておき、まずは瞑っていた目を開いて、この現実を見て欲しいです。
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