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王の運命 歴史を変えた八日間のdadaのレビュー・感想・評価

3.8
大好物な韓国ノワールから転じてこうこういうのも結構すきです(王の涙イ・サンの決断は関連映画なので抱き合わせ鑑賞をオススメ)。

親子の愛憎劇。
親の思いが強かったり大きいばかりに、そうならなかった時の衝動はそれ以上になってしまうんですね。見えているものが違うばっかりに生じるギャップ。お仕置きがエスカレートすればその反発力はさらにエスカレート。積年の思いからの行き過ぎた行為は、決して褒められるものではありませんが、でもそこに親子の本気を感じました。最近お気に入りのドラマで(例のおっぱいの)柳楽優弥が「親が子供にビシッと言わなくて誰が言うんだよ!」とオヤジを殴りながら言っていたセリフに共感。鳴呼、親子って良いなぁ、いい加減一人でぷらぷらしている場合じゃねーな、と強く思えた私には有意義な映画でした。
そう脈々と血を継がねばならないのだ。
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