2回目見て思った。
はじめ10分の「役者は揃ってる」感。
主役4人、そして曇天のエディンバラ。
さぁ暴れますよってに。
心踊らされた。
年齢的に前作から20年分の郷愁はないけれど、十分に郷愁を駆り立てる演出の数々。
ダニーボイルの物語力がいかに磨かれたのかを証明された気分です
。
『シャロウグレイブ』で見せたセンスが『トレインスポッティング』で花開き、
『スラムドッグミリオネア』でのアカデミーにも認められた構成力と、
『トランス』『スティーヴジョブス』での極めて現代的な光の構図と音楽をもってして、
この『T2』では見事に観客の「郷愁」を駆り立てながら、「一筋縄ではいかない彼ら」という下敷きを使って、新たな物語を展開しています。
ここにきて、「子と親」「世代」というある意味王道なテーマを使っているのも、観客の共感を得ることに一役買っています。
最後はブレードランナー×シャイニングな面白さ。