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T2 トレインスポッティングのsokbuのレビュー・感想・評価

T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)
3.8
前作のラストで、仲間たちを裏切り大金を持ち逃げした主人公レントンが20年後エジンバラに帰ってくるところから始まる。薬物中毒から抜け出せず、妻や子供にも見捨てられ自殺を図ろうとしたスパッドをレントンが偶然救うことで、彼らの止まっていた過去が再び動き始める。シックボーイことサイモンは、外国から来ている少女ベロニカを使って金を稼いでいた。初めは、レントンの過去の裏切りを許せなかったサイモンだが、レントンがリストラに遭い行き場をなくしたことを知って、一緒に仕事を始めることになる。そこへ刑務所に服役中だった暴力癖のあるベグビーが脱走してきて、レントンに対して一番恨みを持って、めちゃくちゃにしていく。

“人生を選べ”という言葉は80年代の麻薬撲滅キャンペーンのキャッチフレーズだそうだ。しかし当時彼らには選ぶことのできなかった、階級差、労働者の貧困などの問題がありその言葉にうんざりしていたのも事実。ベグビーの息子が父親と違って「良い子」に育って安心した。息子に掛ける言葉で「あの頃の俺たちには選択肢がなかった」とかなんとか語っているのが印象的だった。彼らの再会により危険も起こったけれど、命が救われたりもしている。

でも、全体的に元気で、40代になっても「走り」続けていました。
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