こーゆー作品を観るたび、人と人との繋がりほど大切なものはないと痛感する。
人は1人では生きていけないんだって、
どんなに強くて、お金があって、明晰で、成功者であってもそこに縁や人脈が無ければ人生はどこか虚しい。
何もなくなったと感じた時、自分が無力だと感じた時、挫けそうな時、誰かに頼ることができること。
救いの手を差し伸べてくれる人。
その温かみを強く感じる作品。
桐山零が孤独だからこそ、その温かさが浸透した。
家族は失われ、養子として育った家も出ていった。
生きる手段は将棋のみ。
強くなるしか道はなかった。
何度も悩み、葛藤し、もがき苦しんだ道。
でも、その道には多くの師や友人がいて、恩人がいて、ここまでやってこられたのだと思う。
それを取り巻く人間関係にも強くスポットを当てて、より色を際立たせていた。
アニメの方が深く演出も多いが、実写でもその本質をよく捉えていたと感じた。
