幼い頃からの夢であった公務員になれたのに、国の政策でその公務員のポストから追い出されそうになり様々な逆境におかれることとなるが、そこをなんとか潜り抜け公務員というポストにしがみつこうとする青年男性の物語。
偏見・特権階級意識に凝り固まった主人公のケッコが、ヴァレリアに出会い考え方が変わっていく様子がグッと来た。
公務員ではないが一介の勤め人として、当初のケッコの気持ちに共感できる部分もあったが、観終わった頃には「今の会社に拘らなくても、案外どうにでもなるのかもしれないなあ～」と思えた。
本編とはあまり関係ないけど、ヨーロッパの街並みはやっぱり素敵。イタリアの暖かな日差しやノルウェーの綺麗な夜景。冬の日本の天気に少し弱っていた心の栄養になりました。
