タイトルの『追憶』…
『追憶と踊りながら』『愛と追憶の日々』を思い出す。
ハッピーな映画ぢゃないことがタイトルから伺えるよね。
冒頭、吉岡秀隆が出てきて、なんとなく『64ロクヨン』を彷彿。彷彿ってのもヘンか…?でも観ていくうちにどんどん『64ロクヨン』チック?ぢゃない…、なんて言うのか…
両方とも古き良き日本映画、THE日本映画っていう感じで、最近のちゃらちゃらした感じではなく、落ち着いた佇まいの感じられる映画でした。
一言で言ってしまえば、渋い!
それもそのはず!降旗康男監督×木村大作撮影ゴールデンコンビなのだから。ふたりとも大層なお年なので、これが見納めかも?いや、そんなことを言わず、あと何作も撮ってほしい。
風光明媚な大自然の景観と、そこでの人間模様。
25年前のあの日
そして25年後の今
25年ぶりに再会した3人
1人は被害者
1人は事件を追う刑事
1人は容疑者
3人の過去と現在が交差して、そこに絡む人間模様が切なく哀しい。
切ないし、哀しいし、でも、それだけぢゃない。新しく育まれた関係もあり、人生交差点のような作品。
余談ー
子供時代の3人のシーンで、すごく小栗旬に似ている子役がいたので、絶対、これ、小栗旬の子供時代だろう?と勝手に思っていたのに、アレレ…?その子、岡田准一になっちゃった…。アレはキャスティングミス?