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ドラゴン・タトゥーの女のmiiのレビュー・感想・評価

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)
3.8
オープニングのレッド・ツェッペリンの「移民の歌」をカバーした曲が
めちゃくちゃかっこいい!
もうここから クールな世界感に期待値が上がっちゃいました。

女性達に共通するのが「レイプ」

ヴァンゲル家の娘ハリエットの殺害?失踪?の謎。
その調査を依頼されたジャーナリストのミカエル(ダニエル・クレイグ)

天才的ハッカー リズベット(ルーニー・マーラ)は
壮絶な過去を持ち 今もなお 性的弱者として
下衆な男の餌食となっている。

この二人かタッグを組んでからの
謎を解くスピードの速さに
こちらもぐいぐい惹き付けられた。

自分の境遇がハリエットに重なったのでしょう。
彼女に変わって 男に復讐するかのように
真相解明にのめり込むリズベット。

彼女自身の敵に対しての復讐も もちろん。
耐えて耐えてからの反撃は
ぐうの音も出ない証拠を突きつけ
きっちり落とし前をつけるあたりは
さすが ドラゴンタトゥーが背中に彫ってあるだけあるわ。

また ミカエルの敵だったヴェネスシュトルムの復讐をも果たしてしまう。
これは 彼女の恋心からなんだよね。

ラストは 切ない。。。
やっぱりジェームズ・ボンドをひとりで独占するのは
不可能なんだわ きっと。

謎解きの面白さと
ドラゴンタトゥーの女リズベットの闇と女心を描き
ふたつの物語を観たかのような
うまく絡み合った作品でしたね。
mii

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