花俟良王

フィッシュマンの涙の花俟良王のレビュー・感想・評価

フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)
3.5
ぶっ飛んでる設定だけど、風刺をまぶして淡々と進む内容に、ウディ・アレンの『カメレオンマン』を思い出した。

でもこちらの方が遥かに具体的に自国の社会に迫っている。自国を憂でいる。告発している。

世界よりまずは自分たちというのは正論だが、映画としてはシリアスに重きを置いており、かつ、最初から魚君なのでサスペンスは生まれない。なので、退屈する人は多いかもしれない。もう少し、映画としてのファンタジーがあったら多くの人に勧められるのにな、と思った。
花俟良王

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