浅野忠信を見つめる映画。
色気、誠実、狂気、この三つ全てのイメージを持つ浅野忠信でなければ成り立たないと思いました。
きっと主人公となるのは、古舘寛治なんだろうけれど、終始八坂(浅野忠信)の存在を感じながら、映画を見なければならない。
そして、テーマである「罪」というのを、
映画が終わったあともずっとずっと考えさせられる。逃れられないのだと思う。
ぞっとする場面がいくつかあったけれど、一番は八坂が白い服を脱ぎ赤い服が見えた時。色をうまく使った演出。
八坂の本性が見えるところも、ラストも、怖くて奇妙で。
そして、太賀の演技が…すごい。好き。
目が怖い……。
狂ってるし、悲しいし、冷たいし……。
でもやっぱり、思うのは
どうしてこの映画作ろうと思ったのだろう?後味、悪い。