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恐怖女子高校 暴行リンチ教室のblacknessfallのレビュー・感想・評価

3.0
恐怖女子高校シリーズの何作目なんだろ?

学園名が聖光学園から希望学園に変わってる。でも、学園自体は有力悪徳政治家の金子信雄が理事長で金と女に目が無い今井健二が校長で学校を牛耳ってる。まんま「女暴力教室」と同じ笑

そして前作同様主演も杉本美樹さん。
でも、今作は始めから在校してるわけじゃなく転校生。クロスのペンダントに内腿にクロスのタトゥーの伝説の番長、人読んで十字架番長こと風間ノリコ。
しかし、十字架番長てあんま強そうでも怖そうでもない通り名だよな、雰囲気はあるけど笑

今作は「暴行リンチ教室」とサブタイトルにあるとおりエグいリンチ、拷問シーンが頻出する。
このエグいリンチを先導するのが風紀委員のスケバングループ、彼らは校長の今井健二の小飼で学園の方針に従わない者を捕まえ暴行する。
要するにナチのSSとか日帝の特高みたいなもん。
で、この"風紀委員"がやる拷問がヤバい。
オープニングからある生徒の体内の血を徐々に抜き死の恐怖与える、スキを突いて逃げた彼女を追い詰め屋上から突き落とす。死んじゃうんだけど学園側が手を回りして事故死扱いに、、
他にも電極をおっぱいと局部に付けて通電の刑(杉本美樹さんがやられる)
膣に電球を挿入し腕立て伏せをさせる、体勢を崩すと電球が割れシャレにならないことに。
この他もあるけど、どれも性的虐待の色があり淫靡で陰湿なものばかり。
セクシーサービスの一環なのかもだけど悪趣味すぎて恐怖が勝つよね。

そんな恐怖の風紀委員とそれを操り学園を支配する今井健二&金子信雄と十字架番長杉本美樹さん率いるスケバングループとの戦いがメインストーリー、要するに前作と同じ笑

「トラック野郎」シリーズでもわかる鈴木文則監督は受けたものは飽きられるまでキッチリ繰り返すからね。それはストーリーだけじゃなくてギャグも。
前作でインパクト絶大だった、タイマンの前にスケバン同士が侠客のような「お引けなすって」のポーズで口上を切り合うシーン。
今作も杉本美樹さんと池玲子さんでやってる笑
前作より口上のテンポがスローで変な節回しが入ってコミカル度がアップしてた笑

エロ度もアップして金子信雄がバイブで女性をいつものニヤニヤエロダヌキ演技で猥雑に責める。生徒同士のレズシーンと盛り沢山!

サービスたっぷりでありがたいんだけど、画やシーンのインパクトにウエイトを置きすぎてストリート展開が散漫になってしまってた。
そして何より杉本美樹さん始めスケバン達のキャラが薄く類型化してしまってエモーションが弱くなってた。
特に杉本美樹さんが前作では「どうせ世の中ひっちゃめっちゃかさ」て決めセリフがあってそれが不良の心の奥にある絶望を表していてニヒルなクールさがあったけど、今作は終始強気の切符のいい姉御って感じで深みがないんだよな、そこがすげぇ残念だった。

あと、杉本美樹さんこの時お肌の調子が悪かったのかはっきり吹き出物が頬と鼻筋にあった。ストレス?この役乗り気じゃなかったのかな?
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