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トリプルX:再起動のOhuのレビュー・感想・評価

トリプルX:再起動(2017年製作の映画)
2.4
1作目のザンダー・ケイジってキャラクターは、人間離れした活躍はするけど、皮肉屋でユーモアがあって、怯える一面までみせる人間臭さを兼ね備えたアンチヒーローだったのに対し、本作のザンダーはワイルドスピードのトレットばりに終始余裕ぶっこいてて、どのシーンにおいても一貫して同じトーンだから、物語に緊迫感や面白味が全然ない。世界を危機から救うミッションを単独で任されるっていうコンセプトもブレてるし。ならず者同士のチームアップに始まり、センスのないただうるさいだけの銃撃戦を繰り広げる展開といい、これじゃあただのエクスペンタブルズの二番煎じやんけと思った。トランスフォーマーやタートルズもそうだったけど、中国資本になると途端に安っぽくなってしまう。ドニー・イェンやトニー・ジャーも、これまでのハリウッド出演作でこれといった見せ場を作らせてもらえなかった憂さ晴らしかの様に暴れ回ってたけど、今更やられてもって感じやったし。インド訛りの英語とわざとらしい眉毛がうざいヒロインといい、チャイニーズDJ、緑のレズビッチ、髭面のマヌケと新キャラにも全く魅力を感じませんでした。まーたワイルドスピードみたいにクソみたいな続編をダラダラ垂れ流しそうな予感..
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