麻薬界の裏帝王ハイゼンベルグVS麻薬王パブロ・エスコバルだと‼︎これは胸熱!!…と言っても直接的な対エスコバル戦が展開されるわけではありませんでした。残念!
話はよくある潜入捜査官モノで、偽りの絆が自分でも気づかないうちに堅く結ばれてしまっていて、しかしやがてそれを断ち切らねばならない日がやってくる…という苦悩と葛藤を描いた作品でした。
手垢のついた物語ではありますが、ブライアン・クランストンの熱演には引き込まれますし、やはり信頼と裏切りのドラマには胸打たれるものがあります。
余談ですが、家族が潜入捜査をしていることを知っていることには驚きました。事実に基づいた部分なのか分かりませんが、大抵の潜入捜査官は家族にも嘘をつかねばならず、外でも家でも嘘に塗り固められた生活を送って精神崩壊していくものなので。
あ、さらに余談ですが、冒頭の無線が発熱してヤケドしそうになりながらも潜入捜査を全うしようとするシーンは最高でした。