このレビューはネタバレを含みます
いま一番ホットな若手女優（と思う）、伊藤沙莉の出演作をとにかく追っています。ただのファンです。笑
うーんと、まったく爽やかで明るい話ではない。
あと最後に救いのある話でもない。と思った。
全編通してリアルでグロい、とことん闇にフォーカスした映画だな〜と思いました。
「うわこの展開こうなりそう……でそうなったら嫌だな……」と思ってたら、まんまそんな展開になってくような。
（愛依が途中で拾われた平和な家庭の崩壊も、水の中が大好きな超純粋ガール韓英恵の闇堕ちも、見事に予想を裏切らない？バッド展開で、もはやグッとくる絶望感。なんか変だけど。）
↑これ書いた後に気づいたけど、ある意味すごい冷たくてドライな感想。結局他人事にしか感じないからだな……私は地方に住んだこともないし周りにこういう人がいたなという経験がかけらもありませんでした……感受性不足。
この映画の伊藤沙莉は、体当たり感すごくて、こういう役を演じる時にはこういう表情をするんだな……なんと言うか、すごく必死に誰かに自分を求めてほしいがために頑張ってるのに、常にすべてを諦めているような、無気力な顔だった。
あの新興宗教の仲間を取り上げられてしまった瞬間から、私の本当の幸せはもう絶対手に入らないんだ〜と勝手にわかってしまったような、そんな顔。
コメディセンスめちゃくちゃある女優さんで、何かしらのコンプレックスを持ってるけど頑張って生きてる普通の女の子の役を、シンプルに面白く演じられるのが素敵〜というのがこれまでの印象（これ言うのは簡単だけど本当にすごい才能、確かに女優なのに、いい意味で輝きすぎてない……という雰囲気は本当に稀有と思う）だったので、なかなかな衝撃！でした。
