このレビューはネタバレを含みます
前作を見返してから公開日に鑑賞しましたが、これは全てが素晴らしい。
前作の精神そのまま、人間とは?レプリカントとは?との問いかけはそのままで、立場を逆転させて、観客までも巻き込んで、ラストシーンでの行動で前作との関係性を改めて意識させる構成の素晴らしさのみならず、荒涼した未来都市を隅々まで描いた映像の素晴らしさも、ロジャーディーキンスとハンスジマーのカメラ/劇伴の素晴らしさも。
とんでもなく作り込まれてるのに、35年前の詩に改めて返歌された一片の美しい詩のようなシンプルな印象を受けるのが不思議です。
160分以上の長尺ながら、何度か見返してしまいそう。