ナンセンスロケット

ブレードランナー 2049のナンセンスロケットのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.0
【サイバーパンクの金字塔が現代に蘇る】

記念すべき2017年 100本目はみんな大好きブレランの新作!

まず、過去のブレランの世界観を見事に引き継いだドゥニ監督に感謝。。今作もレプリカントを中心に生命や愛とはって物語のベースは変わらず。

相変わらず酸性雨が降る人口密度が高いサイバーパンクな街並み。いつものSFに出てくる歌舞伎町をモチーフにした不思議なやつね。。
今作はライアン・ゴズリング扮するレプリカント Kが主人公。(中盤からデッガード(ハリソンフォード)も出てきます)

演出はメッセージと同じく重低音を用いたおどろしい雰囲気。この辺りはホラー要素も備える。

物語はかなりSFなので油断してるとついていけなくなるかも。特に前作は見て復習しておいた方がいいと思います。

しかし、2017年になって変わったのはこの世界観は遠い未来ではなく近未来でも語れること。CGのAIが恋人だったり、ドローンを音声認識で飛ばしたり、この辺はもはや想像に足る世界だね。 インタステラーやメッセージなど、近年のSFは想像が現実味を帯びている分、過去よりレベルアップしていると思う。

シンギラリティを迎えればレプリカントだって現実かもしれない。。