マレフィセントといえばディズニーヴィランの中の最強のヴィラン！特にキングダムハーツ世代の我々にしてみればヴィランオブヴィラン！強さも知性も残忍さも他のヴィランの追随を許さない。ラスボス的存在。と思っていたがそれがディズニー公式で「いいヤツ」にキャラ変された前作は衝撃でした。内容もとても良く、こんなマレフィセントも良いじゃないか！と楽しく観られた。
そんな新生マレフィセント様の待望の続編。メインキャストはほぼ続投で監督はヨアヒムローニング。かなりハードルを上げていたからか、前作程のハマり具合はありませんでした。前作を超えられないのは続編の運命なのですね💦
しかし今回の大きな見どころはマレフィセントが「母親」としての自覚や誇りを大きく持ったところと、オーロラ姫が肉体的にも成長し精神的にも強くなっているところです。そして2人が相手にするのはイングリス王妃。戦闘シーンも空中戦がメインでとてもスピード感がありました。そして「死」の捉え方もとてもディズニー的で家族で観ても安心できます。
また今回はマレフィセントの懇意の異性も登場します。これがキウェテルイジョフオーが演じているのですが、この2人の愛の物語が消化不良で終わってしまったのが残念でした。マレフィセントが他者に恋をする状況ってだけでこちらとしては信じられないのですが。まあこの人の存在で上手く伏線は張られたわけではあります。
いわゆるところのフェミニズム映画。になった感じではありますが、アンジェリーナジョリーとミシェルファイファーという厳ついセックスシンボルのバトルは女性地位向上のメッセージを通り越してしまいますね。エクスペンダブルズの面々も勝てる気がしません😅
ラストは予定調和です。これはネタバレでもなんでもありませんね。ディズニーお得意の「皆んな仲良く！」なんですが、やっぱりディズニーはそうで無くてはいけません。
今回は簡単にレビューしましたが、本作はディズニーファンなら、あと逞しいエルファニングが大好きなら劇場へ、ディズニーに拘りがない映画ファンなら円盤待ちでも良いと思います。
