前作の『サンドラの週末』に続き、ダルデンヌ兄弟らしからぬ "ちゃんとしたプロットがある" 作品。2人には こういう作品求めてないんですよね。今後も この様な脚本の映画を続けるんでしょうか?
映画の序盤で主人公がショックを受けて、罪悪感を感じるのですが、彼女が見た その光景はカメラには写ってません。ここで主人公の気持ちとシンクロ出来るかどうかで、この後も この映画を楽しめるかが決まります。僕はダメでした。乗れませんでした。
総評:心に響いたシーンが幾つか有ったので、この映画を観て 何か得られる物は有ると思います。但し、オススメまではしません。
【豆知識】
現在 劇場公開されてるのは106分なので、カンヌで上映された物より7分短い再編集版ですね。仲の良い批評家達にアドバイスされてカットし直したらしいです。元のカンヌ版の方も気になります。