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ラビング 愛という名前のふたりのtransfilmのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

出張中、機内にて。
序盤40分くらいまでが本当に素晴らしかった。

だけど、中盤以降から Loving というよりは、
社会派映画にどんどん突き進んでいった感じかな。
個人的には、中盤以降の話の進み方が少し機械的な感じがした。
特に機械的に感じたのは、ミルドレッドがヴァージニア州に戻ると決心するくだり。
理屈でいえば子供たちのためなんだろうけど、
個人的にはそれだけではないと思った。ミルドレッド自身もヴァージニアに戻りたくて、
特にこの映画の冒頭のシーンに、ミルドレッドがヴァージニアに戻りたいと願う気持ちが隠されてると思う。だから、ミルドレッドの中で冒頭のシーンは何度も回想されていたんじゃないかな。この映画は回想しなかったけどw

「最初から苦労することが目にみえてるのに、結婚なんかしたことが間違い」・・という、周囲の言葉に対する、もっと感情的なシーンがあってもよかったかなと思う。むしろ、そういった意見がミルドレッドとリチャードにとってどれだけまとはずれか、というところがlovingなんじゃないかな。

ただ、帰りの機内で昨晩ほぼ一睡もしてない状態で観てたので、
自分がこの映画の登場人物の感情を感じる余裕がなかっただけかも。
(寝落ち寸前だったし。。)
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