ばーどイヌサンローラン

モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由のばーどイヌサンローランのレビュー・感想・評価

2.7
男女の仲ほど分からないものはないのだ。


別れてはくっつき、又、別れては…


って、コレ、若いカップルならいざ知らず、いい中年男女がやってるんですから。



愛というものは経験や場数を踏めば上手くなる、コントロール出来るっていうもんではないとは思うけど…



ま、ダメ男のフェロモンに惹きつけられるってのは、あるんだよな〜、と思いながらも、観ているこっちもキツかった。



分かるだけに、キツイっていうか…





怪我の痛みと心の痛みが反芻するかのような演出が、憎いっちゃ憎いが…、『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』から30年、フランス映画に再び恋愛映画の傑作がー、みたいな謳い文句に騙されました。



てか、わたしはジャスト『ベティ・ブルー』世代なのだ。ベアトリス・ダルは
上だけど、公開当時、劇場で観てるし、本作のヒロインのエマニュエル・ベルコとはタメだ。


コレ、結構、期待してたのですよ。期待してた理由は、その煽ってる予告編に、ヴァンサン・カッセルとルイ・ガレルっていうフランスを代表する2大俳優が出てるってこと。とくにルイ・ガレルが出てると、観なくちゃって思ってしまう。決して好きな顔ではないが、何故か癖になる。てか、今回のルイ・ガレル、良かった。