「ショート・ターム」の監督デビュー作!!
シンガーソングライターのブルックは失望の中にいる。
ネットで、東日本大震災の映像を見ては涙する。
津波は生活も命までも一瞬にして奪っていった。
人生にはこんなにも辛いことがあって、独りではとてもやりきれない。
自分は孤独だ。
自分は何のために音楽をやってるんだろうと、
何のために生きているんだろうと、
人生の意味を見失っている。
ずっと母親の死から逃げていて、前に進めない。
父親とは何があったのかはわからないが、
あんなにも明るくて美しい3人の妹もいるのに、、
ちょっと繊細過ぎるなー
兄貴なんだからもっとしっかりしろよと言いたくなる。
いつまでも元カノに未練たらたら、
稀にみるいい友達にもあんなヒドイこと言って、
大人げなくて、イライラした。
そんな彼が少しばかり立ち直ったところで、
あんまり響いてこなかったけど、、
彼の心を代弁する音楽は心地よく、
自分を見守ってくれる家族がいて、友人がいて、
そんなありがたみが心に染みる良作。
