YasuhitoArai

ブンミおじさんの森のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)
3.7
アピチャートポン・ウィーラセータクン監督作品。
カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作品。
タイ東北部。腎臓病により死が近いブンミおじさんは、自分の亡くなった妻の妹とその息子を自分の農園に呼ぶ。夜に3人で食事していたところ、亡くなった妻の幽霊や、行方不明になった息子が姿を変えて表れるが・・・という話。

カメラ固定で、ロングショットで人物を映す。人物の振舞いや話すスピード等、ゆったりした気持ちで見れる。長まわしはそこまでせず、程よい長さでショットが代わる。

タイの熱帯雨林の緑が画面を占める。森が主役の印象。見てて気持ちいい。映像が全体的にきれい。

幽霊が出てきたり、精霊が出てきたり、そしてそれに平然と接する人々。ちょっと笑える。『もののけ姫』に出てきたような奴らが出てくる。行方不明の長男の変容ぶり。そしてなまず。
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