ブンミおじさんの森の作品情報・感想・評価

「ブンミおじさんの森」に投稿された感想・評価

Eriko

Erikoの感想・評価

3.0
アピチャッポンのインタビュー撮るから見てみたけど、変わってるなぁ〜。いきなり死んだ妻と猿になった息子出てきたらびっくり仰天だわ。なにか訴えられてる気がするけど、それがなんだかわからない不思議な映画!なんでカンヌのパルムドール受賞できたんだろう笑
腎臓病を患い余生が少なくなった、ブンミおじさんとその家族の物語。19年前に死んだ妻の亡霊、ゴリラのような精霊になった息子らと一緒に囲む食卓から始まる物語は、あの世とこの世、人間と動物、過去・現在・未来といった境界の曖昧さの中に、人は生きていると感じさせる神秘的で夢のような世界である。森という自分の輪郭がぼやけ、時間感覚が狂い、またイサーンの戦地であった舞台はアピチャポン映画のお馴染みであるが、八百万の神を信じながら仏教の国である日本人の感覚でも受け止められやすいものである。
アピチャポンは2本目だが、だんだん観なれてきたので、引き続き挑戦したい。
アピチャッポンは「世紀の光」を観て以来2作目で、
眠くなる感じなんだろうと予想はしてて、
しかも冒頭が牛からだったんで、
もう完全に油断しきってただけにギョッとしましたよね。

とりあえずあの赤目に「なに?」ってなって、
それからいきなりぼんやりと浮かんでくる奥さん。
そして階段上がってくる猿って展開は、
だいぶ怖かったです。

静かに死を迎える話って割には
透析シーンがリアルだったりするし、
背景にどんよりと漂う戦争の影は、
必ずしも過去のものでない辺りが恐ろしい。

突如として挿入されてくる、
王女の悲しみとなまずによる姦淫は
いったい何を思えばいいのだろうという感じだったけれど、
なんとも心を揺すられた。

あーこれで死んじゃって終わりかと思ったら、
お坊さんの体験する不思議な乖離。
これまたなんなんだなんだけれど、
食堂で鳴り出す当地のロックバンドなんかな?が演奏する曲が
相変わらずニュース番組を眺めてる親子をなめて
エンドロールに突入してく感じも
またなんとも心地よかった。

へんてこな作品だったけれど、
嫌いではなかったです。
pilotis

pilotisの感想・評価

3.6
「君の名前で僕を呼んで」の撮影サヨムプー・ムックディプローム観賞。
森や光がとっても綺麗。死んだ妻や甥がふと登場することに誰も殆ど驚かないその雰囲気すごく良い。意味わからんとこも多々あるけど、タイの死生観や根付いてるものが垣間見える。あとはタブレットの小さい画面で見ると暗い画面は何が何だか。
体温がなくても死んだ愛する人に話し触れられるって素敵だ。
考えるな、感じろ、的な
なんか変な時間に寝たときにみる夢みたいな映画。ノスタルジ〜
SIRMA

SIRMAの感想・評価

3.5
初タイ映画!
まず頭に思い浮かんだのはワーズワースの冒険
皆が寝静まった頃にヒッソリとテレビでやっていそうな作品
漆原友紀や市川春子あたりが漫画化してそう。

怪奇ではあるんだけれど、儚く美しい自然

猿の精霊達が様子を伺っているカットは幼少期に観ていたら間違いなくトラウマ
ぴ

ぴの感想・評価

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陽が差し込む森林、真っ暗な洞窟、川のせせらぎ、鳥のさえずり…

壮大な自然の美しさや静寂さがタイの宗教観とファンタスティックに融合した作品🍃

亡霊や精霊と食卓を囲む奇妙なシーンも、違和感なく見ることができるのはなぜだろう

生と死、前世と来世、あらゆるものの境界線が曖昧で独特な死生観だけど

こんな風に大切な人たちがみんなずっと一緒にいれたらいいなって、心の片隅で私自身信じているからなのかな…

ここ省いてもよくない?と思うくらい長いカットや沈黙が続いたり、自然の音や景観があまりに心地よかったり、ふとした時に居眠りしちゃう要素たっぷりだったからかなり眠気と戦う作品でもある。
次見るときは気合い入れてみよう🤒
Sumrain

Sumrainの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

森、精霊、生と死、前世、輪廻……すべてが森の中にある。森はこの作品では境界線の向こうにある異界ではなく、渾然一体となって存在している。いつの間にか闇と共に森が近づいてきている食事のシーンからもそれがわかる。森の中では過去と現在は入り組んでいる。映画の中の森に迷いこんでいることに気がつく頃には、我々は監督の魔法にかかってしまっている。
原題も含めて、森が取りざたされるのは日本版だけであるらしい。そのこともまた異界である森が里山として深山側からより近くにやってきている日本の特徴を表しており、彼の映画と日本との奇妙な相性の良さを感じる。
前世とはすべて記憶であり、現世さえも記憶の積み重ねである。とするならば、先人の記憶の積み重ねである映画こそ前世を語るのに相応しい。また映画は記憶を記録して繋げたものでもある。つまりここに現れているのは前世であり、現世である。この作品によってそのことを強く意識するようになった。
hoほ

hoほの感想・評価

3.6

The unnatural phenomena at the dark table is not fear.

The family accepts her presence as if she had just a excursion.

Slow tempo was comfortable.

I felt the humidity and clear country air of Southeast Asia.
Nagisa

Nagisaの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

故人を偲ぶ森 怖いけど温かい
幽体離脱 生と死の狭間
目は赤く光り毛むくじゃらの身体
もっと大きい画面でリベンジしたい
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