ブンミおじさんの森の作品情報・感想・評価

ブンミおじさんの森2010年製作の映画)

UNCLE BOONMEE WHO CAN RECALL HIS PAST LIVES

上映日:2016年01月09日

製作国:

上映時間:114分

ジャンル:

3.5

あらすじ

腎臓の病に冒され、死を間近にしたブンミは、妻の妹ジェンをタイ東北部の自分の農園に呼び寄せる。そこに19年 前に亡くなった妻が現れ、数年前に行方不明になった息子も姿を変えて現れる。やがて、ブンミは愛するものたちと ともに森に入っていく…。美しく斬新なイマジネーションで世界に驚きを与えた、カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞作。

「ブンミおじさんの森」に投稿された感想・評価

過去に幾度と途中で心が折れ思考とデッキの停止ボタンを押したことか……

2010年カンヌ国際映画祭パルムドール作品。

僕からパルムドール作品への興味を喪失させるきっかけを作った映画。この映画に挫折を覚えてから、本当にそれ以降のパルムドール作品を最近まで観ていなかったのは本当なのだ。

やっと観た。

感想?解説?そんなものない。

審査員みんなして、解説にも感想にも困った作品には「うーん、深いなあ」なんて言って、そのままの流れでパルムドールとったんじゃないかとまで思ってしまう。

冒頭の夜の食卓シーンに、突如おばちゃんの幽霊が現れ、隣に座ってた青年が思わずびくっとして席を外す。

僕たちがついて来れるのは、ここまでだろう。

その後、すぐに今度は赤い目を不気味に光らせた猿の精霊となったブンミおじさんの息子が現れ……

やめよう。話すだけ無駄だ。訳がわからんもんは訳がわからんのだ。

ただね、不思議と心地は悪くない。そこに我々は麻痺してしまうのだ。

綺麗な大自然の映像美と、自然の中の虫や風の環境音。

あと、デヴィッドリンチのようなノイズ。

眠るにはもってこいの映画なのは間違いない。

これだけは言っておく。最後まで観たところで、謎なんて何一つ解明されやしない。そして、この映画最大のクライマックスの謎は、坊さんのシャワーシーンだ。絶対に何か起きるだろうという期待を見事なまでに裏切るほどに何も起きない。

じゃあ、我々は一体何を観せられていたんだ。

そんなの今に始まったことじゃない。

最初から最後まで、本当に何を観せられていたのかわからないのだ。

眠ろうが、起きていようが、夢の中からは逃れられない。

そんな映画。それがブンミおじさんの森、である。

しかし、心なしか、心が少しだけ穏やかだ。
レベルが高すぎた。
多分、死ぬ生きる生まれ変わるの概念の話なんだけど、全てを理解はできない。
副音声で解説つけてくれ!
不思議。なんだかよくわからないところで、なんだか救われた気がする。この先どうなっても、死んでも、どんな姿になっても、別にそんな心配ないなって、思える感じ。何にも考えないで、ぼーっと映画館で見たいなと思った。この映像と、空気感にもっと浸りたい。
まむし

まむしの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ご飯食べてたら幽霊と猿の怪物が急に現れて、しかも普通に喋ってくるなんて
BSプレミアム、字幕版にて初鑑賞。
タイの死生観を知れるファンタジックで不思議な作品だった。王女の場面と精霊に関し、説明が少ないのも美点。
2018 5.10 鑑賞
いなげ系映画大好きな和紙じゃけん、これは題名に騙された。
難解の晦渋映画だが、何度も観たくなる。また観たいタイ映画に出会えてありがタイ!
ウメダ

ウメダの感想・評価

3.2
まさか僧侶のシャワーシーンを1分くらい見せられるとは思わなかった。

セクシーな女性のシャワーシーンでもないし、シャワー中にサイコみたいに人襲ってこないし、さっきまで散々出てきた幽霊も精霊も襲ってこない。なんだなんだあのシーンは?誰が得をするんだ?笑
洗い流したことによって分身?みたいになったのか?

不思議な世界感で画も良く、会話も面白いのだが、
長回しが少しきつかった。
あと3〜5秒ぐらいカットを早めにしないと見て疲れる。

息子は、スターウォーズのチューバッカにしか見えなかった。
TsutomuZ

TsutomuZの感想・評価

3.9
映画は残像の芸術だから、映し出される場所は幻、人は幽霊である。

ラストシーンの衝撃。
私もまた、幽霊なのかもしれない。

透析、滝、そしてシャワーから、蛇神ナーガがいるとされる、ラオスとタイ北部を分けるメコン川を連想した。

私もまた、境界を越えた不法移民なのかもしれない。
mtmg

mtmgの感想・評価

3.2
映画というより映像作家による映像作品といった印象。映像センスは高いしもっと短くして美術館かなんかで流れてたら良いだろうなと思った。
kensteady

kensteadyの感想・評価

3.2
『前世を思い出せるブンミおじさん』という原題通りの邦題ならもう少しストーリーも頭に入りやすいのではないかな?現世と死後の世界と前世の記憶が入り混じった映像世界を見せられて『〜の森』って言われてもね。

タイの人たちの死生観が分からないから死や霊魂などをどう捉えているのか理解しづらいけど、何回か観れば色々理解できてくるんだろうけど、このローテンションな映画を続けて何度も観るのは腰が引ける。

いや、映像は全体的に綺麗だし余計な効果音や音楽を挿入しないのも好感度高いし、結構良い作品だとは思うんだけど、ナマズのシーンや最後のシーンなどよく意味が分からないシーンが多々あって多分解説がないと本当の意味での理解は難しい。良くも悪くもパルムドールって印象。
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