ぬまつ

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。のぬまつのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いやぁ135分は長い。疲れる。退屈な疲れじゃなくてね。テンポいいです。怖い。
その中でも、女の子がぶん殴った直後の急なITの登場には劇場のお客さんも思わず「びっくりした…」と漏らしていました。
いやびっくりする場面は死ぬほどあるけどね。

ストーリーでどうしても認めたくない点があります。
恋愛の描き方が納得いかない。
視聴者視点では、自分も含め、おそらくあの男の子を応援していた人が多かったと思う。最初の出会いの描き方もよかったし、差出人が誰だか判明したときの描き方もよかった。
なのになぜ違う子が勝ち、あの子はあれだけで終わってしまったんだという感じ。納得いかない。

あとクソガキの描き方も。
あれだけ恐ろしいことしたんだから、最後もっと粘れよ。あっさりやられちゃったじゃん。

味方7人のうち、1人だけやけに目立たない奴がいて逆に変に浮いてたのも気になった。こいつまさかIT側の奴なのかと勘ぐったけど別になんでもなかったし。

あと怖さの面で、大ピンチになりながらあっさりと逃れて一瞬でまた何もなかったかのように日常風景に、っていう描写が何回かあって気になった。もう少し緊張感を持続してほしかった。

終わり方はよかったですね。エンドロールの入り。
一瞬「いやそこ日本語字幕入れなくていいだろ」と思うんだけど、その直後に「あーそういうことか」と思います。

いろいろ文句言っておりますが、怖くて最高でした。
ぬまつ

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