YasuhitoArai

マルキ・ド・サドのジュスティーヌのYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

3.6
ジェス・フランコ監督作品。
ジュリエットとジュスティーヌの姉妹は父親が蒸発、母が死んでしまい、寄宿学校を出ざるを得なくなる。ジュリエットは娼婦として生活することになるも、ジュスティーヌはその生活を嫌い飛び出すが・・・という話。

美徳を守るジュスティーヌの受難劇。悪が蔓延り、行く先々でひどい目に遇う。対するジュリエットは悪事を重ねてどんどん栄えていく。悪徳の栄というまさにマルキ・ド・サドな内容。現実の世界についても考えさせられる。

クラウス・キンスキーがマルキ・ド・サド役だけど、書いてるだけ。
ジャック・パランスが出てきて嬉しいと思ったら、セックス教団の教祖役で一番変態で笑った。変な演技をしていて面白い。
主役のロミナ・パワーが可愛らしいけど、タイロン・パワーの娘だと知ってびっくりした。
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