素晴らしい映画
涙と爆発が印象的
フランスの植民地だったアルジェリアが独立するまでの話
アルジェリア解放軍によるフランス警官の射殺。報復としてフランスは容疑者の住む町に爆弾を仕掛け、関係のないアルジェリア人達が死んでしまう。その中には子供もいた。
解放軍はさらにその報復としてカフェや空港に爆弾を仕掛け、女性や子供を含むたくさんのフランス人が犠牲となった。
この映画、爆弾を爆発させるシーンがいくつもあるのだが、本当にそこで死人が出ているんじゃないかと思うくらいとてもリアル。1966年に公開されているのでCGを使った演出はないはずなのに…すごい。
そしてそれらのシーンをリアルに思わせる原因の1つとして現在もフランスを含めヨーロッパで起こる爆弾テロ事件や銃の乱射事件等のニュース映像が挙げられるだろう。
ドイツにさんざん虐められてたフランスが同じようなことをアルジェリアにしているのは、何故だろうか?
永井豪の漫画『デビルマン』では、神に滅ぼされそうになった悪魔が、人間を滅ぼそうとする。ラストに悪魔は神と同じ行いをしていたことに気付くのだが、気付いた時にはもう手遅れな状況。
歴史は繰り返すのだろうか?