<本編試写会での感想>
3DIMAXにての鑑賞。
サイバーSFな世界観に土着感があるのは初代ブレードランナーに近く、メタルでソリッドな感じは攻殻機動隊に近しい。
とりあえず、一番感動したのは音。特に金属音で、サイボーグな彼らがクラッシュしたりアクションする度にかなり繊細で臨場感ある効果音が織り交ぜられていたように感じた。
そこに加えて映像もメカニックパーツの光沢と隆起がめちゃくちゃリアルで美しい。
特にバトルレースシーンはアクションを超えてもはや何か新しい化学反応が起き続けているような錯覚におちいる。
多分、120分に到底収まりきらない原作ボリュームっぽかったので、若干後半のストーリーが駆け足な気もしたけど、
映像のパワーで魅せる構成ならむしろこれくらいで良かったのかも。
最近アクアマンも観たけど、比較するとアリータはソリッド、アクアマンはリキッドなCG世界という気がした。
まあストーリー上当然なんだけど笑
自分はアリータの方が好みだった。
要はすごくカッコよくて新しい映像体験だった。
本公開になったら2Dでも観てみたいと思う。
<世界最速特別映像試写会での感想>
全編ではなく、30分弱ぐらいのフッテージ映像を見てのレビューです。
監督ロバートロドリゲス×脚本・製作指揮ジェームズキャメロンという豪華タッグが贈る、漫画『銃夢』原作の3D対応のSFアクションストーリー。
原作未読、3D映画を観るのも数年振りで目がかなり酔った。新世界を見せられた気がする。
登場人物は主人公アリータのみが3Dモデリングで、他は全員実写という特異な映像構成だったけれども、アリータの動きや眼差しがすごくナチュラルで本物の人間と見間違える輝きを放っている。
モーションキャプチャ→パペット(木人形)を使っての動作テストを経由してのCG作りらしいので、動きが本当に生きているように感じる。
なんとなく顔つきがモデルの森星に似てた気がした。
トークショーで製作スタッフが
「キャメロンが持ってきた600ページの資料を“バイブル”として読むところから作業が始まったんだ」
と苦笑いして話してた様子から、シーン一つ一つの作り込みの半端なさがうかがえた。
長年キャメロンが撮りたくて仕方なかった企画なんだけど、スケジュールが合わなくてロドリゲスにメガホンを託した、というのが経緯らしい。
その一端を十二分に堪能できた試写会だったので、来年2月の公開が楽しみ。
以上、Filmarksサポーターズのレポートでした!