二式

アリータ:バトル・エンジェルの二式のレビュー・感想・評価

3.5
まるでキャメロンの映画のような宣伝のされ方をされてるけど、監督はロバートロドリゲス。内容も完全にロドリゲス監督作品。「シンシティ」でコミックの世界をそのまんま映像にした手腕をこちらでも発揮。世界観やアリータのサイボーグだけど人間らしいチャームのある存在感など原作の雰囲気をしっかり映像化している。アクションも昔から3D作品やCGを多用した作品を作ってきたのもあって、漫画の表現を生かしたケレン味たっぷりの見せ場のシーンはかっこいい。アクションがちょっと少ないのがもったいない。

原作の序盤のいくつかの話を混ぜ込みながら進んでいくのもあってか話にまとまりがない。詰め込みすぎだし、説明的なセリフやシーンがかなり多い。上手くまとまってないので展開や感情の動きが唐突な事も多く、話が分かりづらい。

今作は原作のはじめの方で終わってしまうので、続編がどうなるのか期待。
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