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アリータ:バトル・エンジェルのdm10foreverのレビュー・感想・評価

4.1
【探し物はなんですか♪】

御多分に漏れず、今回も予習ゼロ。
他の映画の時に流れるCMで、J・キャメロン自ら「日本の漫画が原作」と言っていたので、そこは知ってたし、「銃夢」という漫画のタイトル自体も聞いたことはあったけど・・・というレベル。

ただ、全くその辺の心配は要りません。
全く敷居は高くないので予備知識ゼロで十分楽しめる作品です。

で、レビューの書き方なんかにも影響する「ネタバレ」部分ですが・・・今作に関してはネタバレ云々の要素はあるのかな?というくらいにCMの時点でおおよその方向性は出しているので、今更何かを隠すほどでも・・というのが正直な感想。

そうは言ってもCM観ただけで「映画を観た気分」になってるんじゃ勿体ない!
これは是非とも劇場で御覧戴きたい一本ですね。

まずやっぱり特筆すべきは映像の凄さですね。
CMをご覧になって皆さん感じたであろう、アリータの目の大きさがまるで「Snow(画像加工アプリ)」で弄ったかのような不自然な大きさで、最初は「CG感丸出しやん」と半笑いだったのが、ストーリーが進むにつれ、見慣れてしまうを通り越してアリータの表情の豊かさに惹かれていってる自分がいました。
恐らくビジュアルに関しては原作に忠実なんだと思う(ちなみに原作では主人公の名前はアリータではなくガリィだそうです)。

で、バトルシーンの滑らかさなんかを見ても、CGの技術は行き着くところまで来たね~なんて思うんですが、もはや生身の人間すら必要ないのではないかと思うくらい、逆に人間の方が不自然な存在に見えてしまう不思議がありました。

ジェニファーコネリーなんか、確かに十分素敵だけどもうちょっとシワとか隠してあげ・・・失礼(笑)

映像は斬新なのにどこか懐かしさ(既視感とはちょっと違う)もあり、上映時間の長さもあまり気にならないくらいグイグイ引き込まれます。
自らの生い立ちや「ザレム」など謎感も適度に追いつける新設設計で、それこそ原作を知らない人でも最後まで置いてきぼりを喰らわずに鑑賞できるのではないでしょうか?

そして・・・続編込みですよね、この流れは。
でも、それはそれで続きが楽しみなヒロインがまた一人増えましたね。
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