六

の感想・レビュー

2016/12/27
手紙は憶えている(2015年製作の映画)
4.0
この作品の素晴らしいところは、鑑賞後「あ~面白かった!」だけでは終わらないところだと思います。
サスペンスとしてドキドキしながら観られるし、自分で予測をたてる楽しさもあります。

戦後70年経っても、ホロコーストは昔の出来事ではない、という事実が胸に突き刺さりました。
被害者の苦しみだけでなく、加害者の苦しみも描かれていたのが印象的で、戦争は何も生まないし、哀しみしか残さないということを、違った視点で見せられた感じでした。
原題の"REMEMBER"は自分が何者であるかを思い出す、という他に自分が何者であるか=自分の罪を覚えているという意味もあるのかな、と思いました。
何はともあれ、「憶えている」という漢字と表現を使った訳者さん素敵です。