道田里羽さんを舞台で観て演技にとても惹かれたので唯一の映画出演作を観てみた。
田舎町に住む真子(道田里羽)は、何もなく将来の見えない町も、ボケて迷惑をかけるばあちゃんも、高校生にもなれば彼氏彼女がいて当たり前という同級生たちも、みんな嫌い。寂しさから他人の男と付き合い妊娠までした親友も、今は嫌い。
そんな真子は、近所の川に飛び込むことでストレスを発散している。
まわりのすべてを否定する真子の前に、東京から従兄の孝太郎がやってくる。夏の間一緒に過ごす中で少しずつ変わっていき、ほんの少し前を向いて肯定できるようになるまで。
よくあると言えばよくある。若さがぎゅっと詰まった作品。
テーマも演出も若い。監督も若い。今後に期待。