ぐりこ

ディス・イズ・イングランドのぐりこのレビュー・感想・評価

3.4
昨年来UKユースカルチャー史を履修中。
時は80年代、サッチャー政権下のイギリス。今回はモッズから派生した急進的なスキンヘッズのお話。

評価が両極端なサッチャー政権は、英国経済を建て直した一方で、地方経済の不振や貧富の差、失業者も生み出した。
父親をフォークランド紛争で亡くしたいじめられっ子の少年ショーンが、ウディらイケてるグループと出会い、スキンヘッズを経てNF(国民戦線)の一員となり、極右思想に染まり、また絶望する始終。

シェーン・メドウス監督の実体験も元になっているというが、ショーンがウディ組との友情を捨てて、極右思想に染められていく過程や、有色人種であるミルキーが撲殺される結末に、監督の底知れない絶望と現実への皮肉を感じた。
つらい作品だった。

なお、スキンズのファッションがとてもいい。
ぐりこ

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