ばーどイヌサンローラン

おじいちゃんはデブゴンのばーどイヌサンローランのレビュー・感想・評価

おじいちゃんはデブゴン(2016年製作の映画)
3.0
『カンフーパンダみたいだ』って言われてるシーン、確かに、そうなんですよ!リアルカンフーパンダ!(笑)いや、はたまた梅宮辰夫か?!




そんなサモ・ハン主演、監督の『カンフーパンダ』もとい『おじいちゃんはデブゴン』(原題『我的特工爺爺 The Bodyguard』)てかサモ・ハン・キンポーだと思っていたら、いつの間にかキンポーが取れていたのね。知らなかった。



そして他、アンディ・ラウにユン・ピョウ、フー・ジュンなどキャストも豪華です。てか、香港映画にそんな詳しくないので、いや、疎い。だからこれぐらいしか知らないが、チョイ役(役名)のフォン・ジャーイーが金子賢に似てるなとか、アンディ・ラウの娘役のジャクリーン・チャンが大野智似てる似てるな〜って、思いながら観てました。



てか、パンフレット見返すと、男祭りだ。





そんな男臭く、コミカルでシリアルで、愛と感動が詰まった本作は、当時、ハマったファンから、昔のキンポーを知らない人までをも魅了するアクション巨編だ。






ところで、デブゴンことディンとは、どんな人物なのか?退役軍人で軍の武術大会でも優勝経験のある認知症気味の隠居老人。あることが原因で家族とも疎遠。でも大家のおばあちゃんと隣家の少女には好かれている。66歳にしてモテモテ。なんで?って思わないでもない。だってほとんど喋らないし。『あー』とか『うー』とかぐらいしか…。ま、男は黙ってサッポロビールってことですかね〜



そんなデブゴンことディンが隣家の少女を守る為に立ち上がる!まるで『レオン』パンフレットにはサモ・ハン版『レオン』+『グラン・トリノ』と書いてますが、うーっ、不覚にも『グラン・トリノ』は未見だ…。観なくては…






バッタバッタと得意の拳法でマフィアたちをなぎ倒す圧倒的な強さを見せるデブゴンことディンに、いい知れぬカタルシスを感じる。


だって1VS何人なんだよ〜






チャイニーズマフィアを倒したと思ったら、次はロシアンマフィアが現れて…、昔とったなんとか、老いても、体が覚えているのだろう。





確かに、強いんだけど、スピーディさに欠けたり、倒した後、すぐ立ち上がれなかったり、息が上がっていたりと悲哀を感じさせるシーンも妙にリアリティがあって、これはこれで良かったのかなと。ま、隠居の退役軍人の設定ですから。それ以外のアクションは他の若手が魅せてくれる。てか、アンディ・ラウのホテルでの格闘シーンも目を見張るものがありました。スピーディで小気味好いアクションで、特に階段でのアクションシーンはヤバいですよね。ここでまず掴んでおいてからのラストのキンポーへ




そしてアンディ・ラウの役柄がギャンブル狂の借金ばかりしていて奥さんにも逃げられてしまうダメダメ男って設定で、唯一、良いところは髪型だけって…。



ハイ!確かに、とっても見事で素敵な刈り上げでした。












ツッコミどころ満載で、?って思うシーンや府に落ちないシーンもありましたが、別にそんなのどーでもいいんです。サモ・ハン・キンポー(わたしの中ではキンポーです)健在というだけで。それに、これは香港映画ですもん。





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