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哭声 コクソンのdeenityのレビュー・感想・評価

哭声 コクソン(2016年製作の映画)
3.5
さすが韓国映画。これだけのエグさで全年齢対象とは。ある程度のグロさは予想してたから全然平気なんたけど、ただある意味では見る前とのイメージが全然違った作品だった。

日本の國村隼も出演したことで少し話題になった作品ですが、國村さんもまあよくここまでのことやるな、ってくらいの体の張り方。演技の安定感はあります。ただ、なかなかいい年したおっさんはここまでやらんでしょ、とも思ったので正直絶句でした。

個人的にはクァク・ドウォンが一番効いていたと思う。特に前半パートでの親娘の関係性だとかキャラクター像だとか、それを含めたコメディ要素だとか、ピタリとハマり役を演じていたと思う。

しかし後半はまさかの呪術合戦とは。何が何だか、とは思ってたんですがよくわからんうちに自分もハメられていたようです。
だってあの謎の祈祷師も胡散臭いけど腕は確かな感じがするし、國村さんもなんかよくわからんけど悪いやつって感じがするし。だからどこに着地するのかもわからず、結果的にしてやられた感じではあります。

どうやらキリスト教を理解している人からすると面白いメタファーとかが多く散りばめられていたようですが、全くわかりませんでした。ひょっとするとよくわからん部分はその影響かもしれないな。
とは言えなかなか楽しめたのも事実。面白かったです。
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