私は井戸の中にいる気分。
でも心配しないで、
もっと茶化して、
笑って笑わせていたい。
〜〜〜
米Netflixで鑑賞。
“improvisation”という即興劇コメディを題材に、ショービジネスの成功と苦悩にもがく6人グループの話です。
このタイプのコメディ劇自体、
全然馴染みがないけれど、
なんだか面白そうです。
きっと小さい頃は
めちゃくちゃ輝いていたタイプの人間たちだけれども、
それぞれが大なり小なり
欠陥を抱えている。
恋も仕事も生活も、あんまり深くまで掘り下げられなくとも、
背景にある寂しさ・虚しさが短いカットから伝わってきます。
この家族とも違うけれど近い親しい、でもライバルでもある距離感が、
正直とてもうらやましい。
みんなで、示し合わせたように、
ふざける。
でも、それで
妬みも悲しみも
後悔も無力感も
後ろめたさも諦めも
なんだか笑えてしまう。
全員で笑いに変えてしまうユーモアの力。
本当にすごいと思う。
最後のみんなで死体を掘り上げる仕草あたりなんて、
バカバカしいのに、
ほんと込み上げてくる。
