今年最後の劇場鑑賞はこの作品に!
今年は音楽映画に話題作が多かったが、最後も歌姫レディガガ様主演作。
圧倒的なステージパフォーマンスからは、
「ポヘミアン・ラプソディー」も想起させられるが、こちらのテイストはかなり違う。
レディガガの歌の力で、お正月気分に高まるぞ!と期待して行くと真逆の気持ちになるのでご注意
これは上がる映画ではない。
非常に辛い、キツイ、今日の気温のように肌に突き刺さる!
アリーの上昇とともに、ジャクソンがどんどん堕ちていくからだ。
後半、ある華やかなシーンで、こんなにもはっきり二人の明暗が分かれるとは!
あんなに残酷な華やかな場面は今までなかった!
その残酷なシーンと対比をなすのが、アリーが最初にライブで歌うシーン。
あの高揚感、ドキドキ感!
ガガの可愛いこと、最初は恥ずかしそうに、
そして、だんだん声を張り、自己の中に隠してあった本能、才能が一気に噴出する瞬間!
あそこは、見事だったな。
あれがあっかからこそ、終盤の悲しさが増大するのだと思う。
でも、我々は知っている、
今のクーパーじゃなかったジャクソンが
たとえどんなに堕ちていても、アリーを見つけ、育てたのは君だということを!
レディガガの歌はみんなが褒めるけど、やっぱ凄いわ!
あの歌声聴くだけで、劇場に行く価値はあると思う!
尺を取って、説明もそれなりにしてるけど、
もう一つ、ジャクソンの生い立ちにおける苦しみがしっくりしなかったことや
レディガガは凄く上手いと思うけど、愛する人が堕ちていくのを止められない歯がゆさみたいなものは出し切れなかったことなど、もう一つ惜しい、ところもあるけど、
年の瀬なので、縁起よく4.0で締めましょ!
DVDなどのコメントはまた明日も書くかもしれませんが、来年も良い映画と劇場で出会いたいな!