みい太郎

ワンダー 君は太陽のみい太郎のネタバレレビュー・内容・結末

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

泣けると評判だったけどDVDでも良いかと思っていたんですが…主役がルームの彼、ジェイコブ君と聞いて(^_^*)デッドプールを後回しにして観てきました😊

表題が出る時には、既に鼻の奥はツーンとして口は窄まり…
号泣スイッチ押さない様に深呼吸で誤魔化した。
来るの早かったです(苦笑)

家族愛が溢れてる家族の話。
そして色んな子供たちの話。

観終わった時に幸せってなんだろうな…と改めて振り返るほど…感慨深い作品だった。

不快に思う方もいるかも知れませんが…見た目が良くても悪くても障害があってもなくても…それ自体が不幸せって事ではない。と持論を持ってます。

オギーと同じ障害が実際にある事を踏まえて物語は小説が原作。ノンフィクションだからこそ、伝わる気持ちもあるよなあと思う。

オギーはステキな男の子。っていうか、ジェイコブくんの芝居が泣かせる。

見た目で辛い思いはしているし、あのドッチボールは、想像しただけで辛かった。それでも新しい環境で孤立と辛い思いしているのにユーモアもあって思慮深い。

親切である事。意地悪はしない事。最近とみに…普段1番感じている事が大切なんだと彼の端々の優しさで確信させてもらえた。

あの性格になる唯一の方法は両親や姉に愛されてここまで歩んできていると言うこと。
人間ってそれが幸せなんじゃないか?

そして余談だがお金もまあまああるという事(^_^*)余裕がある事。妬みがない事。

オギーがポジティブで勇気があるのはあの両親の愛情がなせる環境。泣きながら幸せだなあオギーは。とあったかい気持ちになる。

演出やリズムもなんか乾いた土に水がしみるかの如し。
姉の気持ちもジャックの気持ちも伝わってくる演出。子供だってそれぞれが色んな想いに折り合いをつけている。見た目だけでいったら何も問題がない姉の親友。心はオギーや姉より余裕がなくて心細く膝を抱えてる小さな女の子だった。お婆ちゃんの愛もサマーの勇気も可愛かった。皆がやさしい。
対応もステキで幸せな気持ちになる。

いじめっ子の彼はお金持ちだし
両親は間違ってるけど世間ではチカラがある人。間違ってるけど彼を夫婦の価値観で守ってる。
これも愛のひとつ。間違ってるけどね(^_^*)

彼はオギーと比べると可哀想な子になってしまうし、そんなに簡単には変わらないと思いつつ…彼自身が校長先生に伝えた言葉に少し救いがあった。

そして沢山ステキなセリフも満載。号泣スイッチ何度も押されそうになって…久々に「うっっ」って小さく声が漏れてしまった(苦笑)し…頬なんてつたわない、ぽとぽと落ちる涙だった。声だし号泣にならなかったのがワンダー。

そして久し振りにジュリアロバーツの弾ける様な笑い声を聞いてなぜか嬉しかった。

いくつになっても愛と勇気が人を助けて、それが幸せの種という事なんだろうな…
人間は見た目じゃない。でも見た目通りの人もいる(^_^*)
子供たちがこの作品を観て、親切とか勇気とか選べるキッカケになるといいのにな〜。

みんな闘ってるから。


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