1回目 率直に良い話だと思ったし、感動で胸がいっぱい
2回目 みんなイイ人過ぎやしないか？ 話が綺麗すぎる
そして今回、3回目の視聴。この映画を「出来過ぎ」だと思うのは、私の心が荒んでいるからでは？ とハッと思い当たった。
職業柄のせいか、病気が原因で家族との関係が悪化したり、見放される人達を身近に見ているから、何にでもドライに捉える癖がついてしまった。一種の悟りであり、諦めにも似た気持ちでいたけど、それも大きな事象からすれば一面に過ぎないんだと教えられた気がする。
オギーが差別や偏見を受けながらも、それらに屈せずにいられたのは、支えてくれる家族の存在が大きい。そして、その人達の愛をしっかり理解している所が、オギーがとっても賢いことの証明である。（それは勉強ができることより、ずっと重要なこと）
優しくない人間には、優しくしなくていい。そんな思いがどこかにあったけど、それこそ狭い部分でしか物事を見ていないのだと気づかされた。
イジメをする人間なんてごく一部だし、自分が気づいていないだけで、思いやりのある人は案外、近くにいたりするものだ。
「ワンダー君は太陽」という題名からして、当然、オギーが主人公なんだろうけど、オギーを取り巻く人達がいたから、オギーは輝く太陽でいられたんだと思う。
各々が、自分が辛い時に誰かに優しくすることができたから、そこから奇跡に繋がったのではないだろうか。
