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Wicked(製作中止)
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『Wicked(製作中止)』に投稿された感想・評価

tetsu
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エイプリールフールなので、約4年ぶりに製作中止になった映画を偲ぶ回。


[概要]

現在、公開中の映画『ウィキッド ふたりの魔女』。
名作童話「オズの魔法使い」のスピンオフミュージカル「Wicked」を原作とした本作は、全二部作の前編でありながらも、世界的な大ヒットを記録している。
しかし、本作が実現に至るまで、約30年に及ぶ紆余曲折があったことは意外と知られていない。
今回は90年代の初期構想と、最新作の実現へと繋がる2010年代の映画化企画を改めて紹介したい。


[90年代:原作の映画化]

本作の映画化企画が最初にあがったのは、驚くべきことに原作出版直後の1990年代後半だった。

1995年に「オズの魔女記」(改題:「ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語」)として出版された原作小説は話題となり、米ユニバーサルのもとで映画化の企画が進行。

プロデューサーの"マーク・E・プラット"(『ラ・ラ・ランド』『リトル・マーメイド(2023)』『白雪姫(2024)』の製作)、原作者"グレゴリー・マグワイア"、作曲家"スティーヴン・シュワルツ"などが集まった。

一方、俳優陣の間でも制作権利を巡って、入札争いが起きた。

ウーピー・ゴールドバーグさん、クレア・デインズさん、サルマ・ハエックさん、ローリー・メトカーさんなど、名だたる女優陣が興味を示す中、緑肌の"西の悪い魔女"エルファバ役として有力候補になったのが、デミ・ムーアさん。

相手役となる"南の良い魔女"グリンダ役には、ミシェル・ファイファーさん、エマ・トンプソンさん、ニコール・キッドマンさんが候補として挙がっていたそうである。

結局のところ、この企画は実現しなかったものの、この流れを踏まえて誕生したのが、舞台版「ウィキッド」だったとのこと。

作曲家・シュワルツが原作の権利保有者からミュージカル化の許可を得たことで生まれた舞台は、2003年の初演から20年近く愛される名作ミュージカルとなった。

ちなみに、舞台「ウィキッド」はキャラクターや設定などで原作とも大幅な違いがあるとのこと。

2011年には原作を下敷きにした作品として、サルマ・ハエックさんの制作会社による全8話のミニシリーズ(米ABCで放送予定だった)も企画されたことがあり、こちらはミュージカル要素のないドラマ作品が予定されていたそうだ。


[2010年代:ミュージカル版の映画化]

原作を映画化する企画の消滅から20年あまり、ミュージカル版の映画化が明かされたのが、2010年代初頭だった。

この時期は奇しくも同じく「オズの魔法使い」から生まれたスピンオフ映画『オズ はじまりの戦い』を目前に控えた時期でもある。

初期の報道では、監督候補として、J・J・エイブラムスさん(リメイク版『スター・トレック』、『スター・ウォーズ』EP7&9監督)、ジェームズ・マンゴールドさん(『ウォーク・ザ・ライン』、『名もなき者』監督)、ライアン・マーフィーさん(ドラマ「glee/グリー」メイン監督)、ロブ・マーシャルさん(『シカゴ』、『リトル・マーメイド(2023)』監督)といった名前が挙がっていたが、2012年、スティーブン・ダルドリー監督に決定したことが報じらた。

彼は『リトル・ダンサー』で名高い名監督で、2012年のロンドンオリンピック開会・閉会式の演出にも参加したほか、ブロードウェイ作品も数多く手掛けてきた人物。

約10年にわたり、本作の映画化企画に携わってきたが、延期に次ぐ延期(その間、2019年の公開予定日が映画版『キャッツ』に切り替わったりもした)が重なり、2020年、スケジュールの都合でプロジェクトを離脱。

その結果、2021年、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ製作によるブロードウェイミュージカルの映画化『イン・ザ・ハイツ』を成功に導いたジョン・M・チュウ監督に白羽の矢がたち、今の形に至るわけである。

とはいえ、現在の公開版でも、スティーブン・シュワルツさんの音楽、ウィニー・ホルツマンさんの脚本など、核となる部分は採用されている。

そのため、スティーブン・ダルドリー監督版が実現することはなかったが、その精神は『ウィキッド ふたりの魔女』にも色濃く息づいていると言えるのだ。


この世界には、多くの存在しない(するはずだった)作品がある。

それらの作品は、一見、無意味だったように思われがちだが、実はそうではなく、その存在そのものが何かに影響を及ぼしたり、新たな物語の始まりを産み出すのではないだろうか?

存在しなかった映画を語ること、それはありえたかもしれない可能性を考えること、そして、これからの未来を産み出すことに繋がるのではないか?

今日は、そんな思いに耽るエイプリルフールになった。


参考

『ウィキッド』90年代に映画化構想、デミ・ムーアがエルファバ候補 - THR Japan
https://hollywoodreporter.jp/news/83518/

サルマ・ハエック「ウィキッド」をミニシリーズ化 : 映画ニュース - 映画.com
https://eiga.com/news/20110112/4/

'Wicked' To Cast Movie Spell For Universal: Creators Meeting With Hollywood Directors
https://deadline.com/2010/07/wicked-ready-to-cast-movie-spell-authors-meet-with-filmmakers-52934/
(初期の監督候補にまつわる報道)

ミュージカル「ウィキッド」をS・ダルドリー監督が映画化 : 映画ニュース - 映画.com
https://eiga.com/news/20120715/13/

S・ダルドリー監督のミュージカル映画「ウィキッド」、2019年全米公開へ : 映画ニュース - 映画.com
https://eiga.com/news/20160629/8/

ミュージカル「ウィキッド」の映画版、2021年公開 : 映画ニュース - 映画.com
https://eiga.com/news/20190311/14/
映画化を知ってからずっと首を長くして待って、毎日のように新情報は無いかチェックしてたのに、全米公開日が白紙になったと知ってショックを受けてる最中です。

かと言って、イメージでない人にエルファバやって欲しくないし…。

一層の事、イディナ・メンゼルでやってしまえば良いのに…。
((今日))本日付2017年3月28日 に始めて知ったので御座いますけど、な な
なんとあの「ミュージカル」・でもでも有名な「ウイキッド(WicKED)」が、映画化で映画に成るって今日付けで始めて知りました。これはもう楽しみで楽しみで楽しみで成りません!!!!!!!!。\(^o^)/\(^o^)/「言わずと知れました」、ミュージカル版の「オズの魔法使い」で御座います。「全世界」で今でもミュージカルとしまして公演中で御座います。!!!!!!ニューヨークのブロードウェイ・ロンドン・日本でも「劇団四季様」からミュージカルと成りました。!!!!!!!!今でも確か公演はされてるハズ????です.......(ミュージカル)ウイキッドの公開が東京五輪前の2019年12月20日で有ります。(全米公開)。日本ではまだ公開日は未定で御座います。会社は「ユニバーサル・ピクチャーズ」が、担当をします。。まだまだ公開日が先なので御座いますけど、スコアを付けます。期待としまして・・・・。。監督さんは、「スティーヴン・ダルドリー」。ミュージカル(舞台版のメンバー)の、出演・主演等々が取り出されています。!!!!!!イディナ・メンゼル・クリスティン・チェノウス等々がとりざされています。※※新曲やオリジナル曲もそれぞれ追加されるみたいです。

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上映日:

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