このレビューはネタバレを含みます
舞台はチェコのプラハ。
第二次世界大戦中に起きた「エンスラポイド作戦」に焦点を当てた作品。
実話、だからこそ辛い。
戦争によって生まれては止まらない、悲しみの連鎖のほんの一部。
祖国のために、命を散らして戦った英雄達の物語。
血の報復。
結果が全てではない、彼らが行動していなかった未来を想像することだって難しい。
只一つ言えるなら、戦争の恐ろしさも体感したことのない平和ボケした人達が、作戦の善し悪しを語ってしまうことのほうがやるせないことだ。
唯一成功したとされる暗殺計画。
良かったか悪かったなんか当事者じゃなきゃ知る由も無い。
無知に命の重さを秤に掛けるもんじゃない。