ドント

東京喰種 トーキョーグールのドントのレビュー・感想・評価

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原作未読。人間を喰う人間“喰種”がはびこるようになった東京で、不運から半人間半喰種のハーフとなった青年の戦いを描く。
ごく普通の奥手な大学生が噛まれ怯え串刺しにされマイノリティとなり物が喰えなくなり運命に苦しむものの小さな希望に寄りすがろうとする、窪田正孝ハイパー不幸祭り。細身のイケメンには不幸がよく似合う。
「食う/食えない」を徹底して生理的なものとして撮る、ある意味フェティッシュなシーンの連続がある前半が圧倒的によい。金木君が本能覚醒してベロベロする場面はすごい。語る割にはいまいち鮮明でないテーマ性やションボリしたラストバトルのせいで後半はあまりよろしくない。えらくこぢんまりしてしまった。役者陣の演技(ああ、清水富美加……)と、顔だけ映して長台詞を喋らせるみたいな退屈な場所が少ない点はよかった。
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