すずき

世界の果てまでヒャッハー!のすずきのレビュー・感想・評価

3.9
フランクは恋人のソニアと、悪友たちと共にブラジル旅行に出かけた。
ソニアの父親は現地でリゾートホテルを経営していて、フランクは彼に挨拶をした後、ソニアにプロポーズする予定だった。
しかし父親からの印象は最悪、ソニアともふとした事ですれ違ってしまう。
悪友たちはフランクを慰める為、男達だけの洞窟探索に誘う(←ここ「ディセント」)。だがそれに、何故かソニアの婆ちゃんもついて行く事に…
…翌日、彼らは未だホテルに帰らず、行方不明事件として捜索されていた。
ホテルの敷地内に、フランクたちが洞窟に持っていったはずのビデオカメラが何故か落ちていたのを発見したソニア達。
何か手がかりが映されているのでは、と思い映像を再生するのだが…

「真夜中のパリでヒャッハー!」の続編。
原題は「babysitting(子守)2」だけど、今作は子守要素はなし。
前作を全く知らなくても、問題なく楽しめる…が、キャラクターへの愛着を深める為にもやはり前作から見るのがオススメ。

前作と同じく、映画の半分以上が悪友アレックスの撮影した映像の、ファウンドフッテージPOV映画。
ビデオ映像の中でフランク達がちょっとイイ話になったり、カッコいい所を見せたりする度に、それを見ているソニア達(何故かホテルの客とかも集まってきてる)から歓声や拍手が上がる。
しかしその直後、ブチ壊しにしてしまうネタは予測出来るけど笑える鉄板ネタ。
更に映像の中で、ホテルに隠された事実も判明してソニア達は一喜一憂…
ビデオ映像を見ている側の、ソニア達のネタやドラマは純粋にパワーアップしてたかな。
不謹慎ネタ、お下品ネタも相変わらずだった。

最序盤はまだギャグがおとなしめで、洞窟でアクシデントが起きるシーンまではエンジンが温まらない。
そしてフランクが、相変わらず酷い目にあって可哀想。
でもラストでは彼も救われ、なんとも多幸感ある結末だった。ラストシーンは前作より好き!

前作よりマイナス点は、ジャングルに捨てられたゴミの山問題の詳細とその後が不明な所ぐらいかな?