微ネタバレ有り
・インターネット世界の縦横無尽3次元4次元にワクワクが広がってる表現はさすが!リツイートを可視化してたり、Gmailを運ぶ列車が倒れてメールがこぼれたり、楽しい。システムダウンする描写もめちゃカッコいい。
ダークウェブはこれじゃだいぶ可愛いけどね。
ヒカキン凄いね通じるの?世界に?
一緒に観た家族はSNSもやらないから意味わからないだろーなと思ったけど、前に見た「サマーウォーズ」よりかなり体感的に理解できたらしい。
・カメオキャラ出演探すだけでも何回も見たくなるはず。イーヨーからストームトルーパー、ズートピアまで。こんなことディズニーにしかできない。レディプレイヤーワンも金に物言わせてるな〜って予告見て思ったけど。
ディズニープリンセス大集合、正直これは感動した。時代地域異なる複数の作品世界線が同時に存在するディズニーランド的な、または大乱闘スマッシュブラザーズ的な?感動。
でも、ディズニーが最近よくやる自虐ネタで、そろそろあんまり良い気はしない。プリンセスが夢を歌い出すといきなり音楽が始まってスポットライトが当たるのよ、そんなのありえないでしょ、とか、ヴァネロペの歌でありのままに〜とか自分で浅はかと言ってるようなもの。盲信ファンに水を浴びせるのが流行ってる?
クライマックスでは、プリンセスそれぞれの特技協力プレイでピンチを脱するという、同人誌?と思ってしまうような超豪華胸熱展開。モアナが操った海をアリエルが泳いで、エルサが凍らせて滑り台に!!
・予告段階で、ストーリーの予想立ててた。古い体制に不満がなく変わりたくない人or新しい時代の変化が欲しい人、という構図に、アナログゲームorオンラインゲームを重ねて、どちらも良いよねってオチかと思ってた。
違った。それらにはほんのり触れられてたけど、結論には言及を濁したって感じ。
どの方向性でいくのかなと思ってたら、子供にわかりやすい巨大な敵を登場させて、友情のあり方をメインテーマに持ってきた。もったいな〜!弱い!
キャラがデータだから、キャラの心の弱さ=脆弱性を感染力の高いウイルスとみなして世界を滅ぼしかねないって展開は、おもしろく良かった。
けど、Googleがやられたら現実世界の経済インフラさえ危ないと思う。
ゲームキャラだからそういうことはわからない。
・動画でバズってお金を稼ぐ世界の構造だけど、ラルフの人の良さではなくて、バズる既存のスタイルの模倣や合成?で一攫千金っていうのが嫌だった。単に不快だった。
最初に出てきたヤギに自分の顔合成は悪質なブラクラにしか見えなかった。レビュー系はともかく有意義な可能性あるけど、クソコラとかの何重にも焼き増しコンテンツって生産性低いのに量産される。でも、注目が集まるのは事実、と風刺したかっただけ?今更?
それに、ポップアップ広告のウザさや、スパムのアイテム転売の悪い面も描いてほしかった。
キャラはみんな自分勝手だけど、数も数えられない子ども知能レベルだから、コメント機能や別の視点で気づかせてくれるのかなと思ったら、誹謗中傷、にも満たない程度。
・最大の疑問、ヴァネロペのアイデンティティは「シュガーラッシュのお姫様」ではなくて「レーサー」だったのか?!
アナログゲームはコースも限られてて遊び尽くしてしまったから、展開が読めちゃう。ネットゲームは新しくて高性能だからわくわく!だからって、あんな子供に悪影響っぽい刺激的暴力的ゲームに移ってしまうのは解せぬ!ヴァネロペファンでゲーセンに来る子供たちのことは置き去り?
これは最後に絶対シュガーラッシュがオンライン展開で新コースも無限にアップデートされるからみんなで引っ越そうって話だと信じてたのに。信じてたのに!シュガーラッシュオンラインじゃないじゃん。
・あと、最後幼児がタブレットでFlashみたいなクリックゲームしてたら、ヴァネロペ達が乗り込んできて、ケーキ食べ過ぎた兎がグロ爆発することを示唆するやつ、それこそ精神ブラクラ?エルサゲート?意図が分からない、悪趣味、、、
・総じて小ネタは最高だったけど、お話は子ども向けで、この設定世界ならもっと大人も満たせること子供に教えられること盛り込めるのにもったいなかった。期待してたぶん嫌な点多かったけど、豪華カメオ出演の面白みだけでも元が取れてると思う。
・エンドロールについてるスクロールバーが今時の読み込み方でやっぱさすが。