叡福寺清子

エンジェル 哀しき復讐者の叡福寺清子のレビュー・感想・評価

エンジェル 哀しき復讐者(2014年製作の映画)
2.8
冒頭からで申し訳ないですが邦題改悪裁判開廷です.パケ写詐欺も合わせて懲役18年.むろん執行猶予無しの実刑です.
最初から低いハードルで視聴すれば,それほど悪くはないんですよ.これ.原題は「不良血脈」.つまりはアニマル・キングダムですが,あそこまで殺伐とはしてない.メスメーカーで元チェス達人の叔父貴が醸し出す柔らかい雰囲気のおかげでしょうか.
パケ写だとハンナやコロンビアーナみたくキリングマシーンとして教育されたアビーの復讐劇ですが,そんなアクションはない.少なくともアビーにはない.あの充実しまくった下半身でそんな激しいアクションができるはずもない.ハリウッドセレブらしさの微塵も感じさせない充実下半身は大注目です.ちょっとした意識高い系一般女子のほうがよほどスマート体型です.逆に言うと女優なのにあの下半身は妙にリアルで娘役として座り心地がいいのん.
ストーリーは「緩い」ウィンターズ・ボーン+「緩い」フルリベンジ.言っておくがホントに「緩い」からな!どれくらい緩いかっていうと,やはりアビーの叔父貴であるジェイク・ビジーの口元くらいに緩い.な!緩いだろ.せっかくチェスの話を出したんなら試合に絡めたり,そして亡くなった両親の話をもうちょっと有機的に肉付けなんかしたら(アビーのグダグダな計画に目を瞑れば)かなりいい感じに仕上がった気がする.
最後に,どーしてアメリカ人ってチャリンコをちゃんと停めないの?